中村七之助が永山瑛太の演技を絶賛!「緻密に計算してお芝居されている」

2021/01/16 15:15 配信

ドラマ

中村七之助と永山瑛太が主演する「ライジング若冲―」の完全版が1月16日(土)にNHK BSプレミアムで放送(C)NHK

1月16日(土)に中村七之助と永山瑛太主演の「ライジング若冲 天才 かく覚醒せり 完全版」(夜9:00-10:30)がNHK BSプレミアムで放送される。

1月2日にNHK総合ほかで放送された同作は、「奇想の画家」と呼ばれる江戸時代の絵師・伊藤若冲の謎に包まれた天才の実像を綿密な考証と大胆な仮説に基づきドラマ化。

若冲(七之助)が、終生の最高の理解者である僧侶・大典(永山)らとの密で濃い交流を通じて、“天才”へと目覚めていく姿や、若冲の最高傑作「動植綵絵」誕生の秘密などを描く。

今回はNHK BSプレミアムでの完全版放送に先駆け、NHK総合での放送前にはネタバレを配慮して掲載しなかった七之助と永山のコメントを掲載。

七之助と永山が、衣装についてのエピソードや撮影の裏話などについて語った。


若冲と同じような天才?

【写真を見る】作中に登場する若冲の作品も迫力満点(C)NHK


作中では、若冲がにわとりを描くために部屋にチャボを放し、大典と四つん這いになって観察するシーンが。

永山は、「若冲は動きを見逃さないように全ての角度から観察して、にわとりの心の模様みたいなものをキャッチしようと永遠に見ているんです。

そういったシーンから、にわとりの内面を表現するためにものすごい時間を費やしていたんだなということや、若冲の着眼点が面白いということが分かると思います」と語った。

それを聞いた七之助は、「曽祖父は踊りの天才と言われていたのですが、『鏡獅子』を踊る際に動物園に行ってライオンをずっと見ていたそうなんです。

獅子は空想上の生き物なのですが…。ライオンをじっと見て一言、『分かった』って。

ただどこの手記を見ても何も残ってないから、みんな曽祖父が何が分かったのか分からないんです(笑)」と自身の曽祖父・六代目尾上菊五郎のエピソードを披露。

「若冲も同じような人だと思います」と天才の共通点を作品を通じて発見したようだった。