草なぎ剛の仕事始めは初詣！今年は”牛”のように生きる！？【連載コラム】

「久しぶりに会った森くんはカッコ良かったな」

　新年一発目の〝ななにー”は、森且行くんが来てくれました。昨年ＳＧで優勝してオートレースの世界でトップに立った森くん。すごいよね。“ななにー”の始まりが3年前の「72時間ホンネテレビ」で、オートレース場に初めて行って森くんのレースを見て、「森くん」というワードがトレンド世界一になってさ。もしかしたら、目の前で優勝しちゃう？なんて思ったんだけど、それからお互いまた道をそれぞれ歩んできて。常に勝負に挑んでいる森くんを見て、僕も刺激になったし、有言実行で本当に優勝して、生放送に来てくれた。一つの区切りじゃないけど、お互い次のステージに進むスタートの日になったんじゃないかな。森くんがコーナーを攻めるように、僕も自分の人生を攻めていきたい。そう思わせてくれました。

　しかし、久しぶりに会った森くんはカッコ良かったな。やっぱり戦っているんだよ。とてつもなく、僕が考える以上に過酷で険しい世界の中で日々戦っているんだなと。だから人としてもすてきなんだろうね。僕らは始まりが一緒ということもあるけど、（稲垣）吾郎さんも慎吾も、森くんという存在は大きかったんじゃないですかね。レコーディングは一番森くんが時間かけてやってくれて、その森くんの音を聴いて僕なんかレコーディングしたし。踊りにしても本当にうまくて、手足が長くて見せ方とかハンパなかった。彼の存在は大きくて、それはオートレースに行っても同じで、離れていればいるほど、どんどん存在が大きくなっていく。これからも…いや、たくさん会いたいけど、多分会わないと思うんだよ。レースがあるし。まあ引退したらどうか分からないけど、走ってるときは多分会えない人なんだよ。だけど、森くんが46歳、最年長で優勝して。自分でも番組で言ってたよね。40歳を境にタイトルが取れなかったら取れないと思ってたって。でも、諦めずに挑戦し続けて、未開拓のところを森くんがなしえたってことは、他の選手たちの希望にもなるだろうし、いくつでも誰にでも可能性はあるんだってことを、森くんが教えてくれたんだ。
　だからすごい。会えば、水鉄砲で泣かされたとか、駅でバク転させられたとか、昨日のことのように話すけど、だって森くんとは帰る方角が一緒で、いつも森くんの家経由で帰ってたからさ。通学路が一緒の人たちって、ちょっと特別な思いがあるじゃないですか。僕と森くんはそうなので。3人とも関係性はそれぞれだけど、みんなが懐かしくいとおしい感覚を忘れてなかった。楽しい時間だった。実は森くんのお祝いをやりたいねって3人で話し合っていたんだけど、コロナでお預けになってしまって。それはこれからの楽しみ。そのときは胸を張って森くんに会える自分でありたいと思います。