金屏風を前に落ち着いた雰囲気の中、登壇したキャストたちがそろうと、主人公・観山寿一を演じる長瀬は「ピークを過ぎたレスラー役ということで、自分にも重なる部分があったり、42歳にしていろいろなことに巻き込まれていく男を演じますので、そういったところを楽しんでいただけたらと思っています」と自身の役について語り、「今日はリモートという形で皆さんに会えないのが残念なんですけれども、最後までよろしくお願いします」とコメント。
また、寿一の妹・舞を演じる江口があいさつの際、自身の名前をかんでしまうと、寿一の父・寿三郎の一番弟子にして芸養子でもある寿限無(じゅげむ)役の桐谷が「何で自分の名前のところ言われへんの?(笑)」とツッコみ、江口が「ごめん(笑)」と謝る場面も。
そこへ長瀬の「まだちょっとこのリモート会見というのに慣れない感じなんでね」と、優しいフォローが入り、仲むつまじい様子を見せた。
会見の冒頭、“プロレスラーと能楽師という全く異なる世界で生きる寿一”を演じる点について聞かれた長瀬は「これまでもいろいろな役で二面性などを自分なりに演じさせていただいたんですが、今回は能とプロレス…。今までの二面性とは違う形の描き方になるのではないかと自分自身でも思っていたんですが、演じてみたらやっぱりその通りで、今までに味わったことない感覚や気持ちになっていますね」と明かした。
続けて、「年を取ったことで、シンプルなせりふからも若かった時には表現できなかったニュアンスを感じることがあったので、感慨深い気持ちとともに、新しいものを作れる台本を(宮藤さんに)書いていただけたなと思いました」と、宮藤への思いも伝えた。
長瀬のコメントを受けた宮藤は「若い時のテンポやせりふの切れをいつまでも意識していてもしょうがないかな…と思っていて、今の二人だからできる(作品)はこういう感じかなって。これまで(長瀬くんに)演じてもらっていた役は、思ったことを口に出す役だったので、心の声が要らなかったんですけど、今回は(自分の気持ちを)言えないというところが一番重要なのかなって。(作品内の長瀬くんの)モノローグいいですよね」と、今作の魅力を伝えた。
また、すでに解禁されているドラマのポスタービジュアルで肉体美を披露していることについて長瀬は「毎日ヘビメタを聞いて(体作りしましたね)。ヘビメタを聞くとああいう体になりますからね。皆さんもぜひ、お試しあれ(笑)」と、笑いを誘った。
さらに、3カ月ほどで体重を12~13kg増やしたことも明かし、司会者を驚かせた。
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