2.7次元アイドル「KOUGU維新」“中の人”と“さらに中の人”にインタビュー!

いま話題のKOUGU維新にインタビュー!

「有吉の壁」(日本テレビ系)から誕生した“2.7次元アイドル”のKOUGU維新。今や笑いを届けるだけに止まらず、“推し”の対象にもなっているようだ。
芸人のきつね扮する役者の乙ルイ(大津)と淡川幸一郎(淡路)が、それぞれ“プラスドライバ”と“平やっとこ”というキャラクターを演じている…という二重に演じたユニークな設定。昨年のクリスマスイブには「最初で最後のKOUGU維新ミュージカル±0〜聖夜ヲ廻ル大工陣〜」を配信、大成功を収めた。
そんな彼らが、日めくりカレンダー「日めくり KOUGU維新の毎日メンテナンス」を発売したとのこと。今回は、プラスドライバ&平やっとこ、“中の人”である乙ルイ&淡川幸一郎、そして“さらに中の人”きつねという3つの視点からインタビューをお届けします!

まずは2.7次元俳優が演じる“キャラクター”に聞いてみた!


——まずは自己紹介を、お願いできますか?

プラスドライバ:明治5年7月24日、新潟県燕三条生まれです。幕末の戦火で数多の建物が壊れてしまい、人々の「復興したい」という思いが募った結果、命が宿りました。誕生した瞬間は、パッと火花が散ったことしか記憶にありません。

平やっとこ:明治5年2月14日、岐阜県美濃生まれ、鍛冶屋の多い地域で育ちました。僕の最初の記憶は、親方様にしっかりと握られている、その手のぬくもり。やっとこは、刀を叩く時に必ず使われる工具です。「絶対に離さないぞ」という親方様の思いがこもった手のひらを、今でもしっかりと思い出せます。

——お二人が所属するKOUGU維新とは?

プラスドライバ:僕らは、宮廷付きの工具なんです。建築業が国の仕事だった時、宮廷付きで働いていた大工の人々が使う“聖(セイント)工具”です。命の宿った工具たちに日本が招集をかけまして、集いし選りすぐりの工具がKOUGU維新です。

まさかの大仕事の経歴が発覚!


——今までで一番大きな仕事は?

プラスドライバ:僕は、旧近衛師団司令部庁舎の修繕に入ったことがあります。あれは大変だったなぁ…(遠い目)。当時の僕はまだ刃の部分が幼くて、途中で欠けてしまうんじゃないかという恐れがありました。僕が刃こぼれするギリギリ手前で親方様がうまく使いこなしてくれたのは、忘れられない思い出です。

平やっとこ:僕はやっぱり、鹿鳴館ですね。昨年のクリスマスに修繕していたのですが、マイナスドライバと工具リベリオンという集団がやってきて、せっかく作ったものを壊されてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました。

プラスドライバ:工具リベリオンたちは、戦闘力が高すぎるから。紙やすり(四千頭身・石橋)と巻尺(空気階段・水川)の必殺技「計巻摩擦の繕い 天の川」があったから、勝てましたが。

平やっとこ:最終的には歌と踊りの力、そしてクリスマスの“聖(セイント)”の力でなんとか修繕でき、ホッとしました。あと、あの日食った七面鳥とケーキはうまかったなぁ。

——やっとこさん、ケーキを盗み食いしていましたもんね。

平やっとこ:まさかバレるとは思わなかったな〜! 紙やすりがいたら、ごまかせたんですけどね(笑)。

——それでは、お二人の今の夢は?

プラスドライバ:現在、KOUGU維新は第二章の南蛮編に突入しています。僕らは今、海外で世界遺産や遺跡の修繕に携わらせてもらっているんです。内緒ですが…実は、アンコールワットの修繕に取りかかっていまして。もっといいものに、もっと安全に、より観光を楽しめるように修繕することが夢です。

平やっとこ:僕が今どこにいるかは言えませんが、各国のグルメを楽しんでいます。最近、おいしかったものと言えばタロイモ。ふやかすと、餅のような食感になるんです。これは明治で流行るんじゃないかと、こっそり考えています。

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