女優の山田杏奈が、岩田剛典と新田真剣佑が初共演を飾った映画「名も無き世界のエンドロール」(1月29日公開)にて、ヒロインのヨッチを演じている。
第25回小説すばる新人賞を受賞した、行成薫の同名小説を映画化した本作は、幼なじみのキダ(岩田)とマコト(新田)が、表社会と裏社会、それぞれの世界でのし上がり、ある壮大な計画を実行しようとする、サスペンス・エンターテインメント。
WEBサイト「ザテレビジョン」では、山田にインタビューを実施。キダ&マコトの幼なじみでありながら謎めいた役どころについて、撮影でのエピソードを語ってもらった。また、1月8日に20歳を迎えたばかり&芸能界デビュー10年を迎え、ますます勢いに乗る山田に、女優として、女性としての今の思いも聞いた。
――山田さん演じるヨッチは、どのような役どころですか?
岩田さんと新田さんが演じるキダとマコトの幼なじみです。「名も無き世界のエンドロール」は高校時代~20歳までの過去パートと、現代パートでわかれているんです。ヨッチは、あることがあって、現代ではふたりとは一緒にはいないんです。性格としては、サバサバな口調で話してすごく強がってみせるんですけど、内面はすごく寂しがり屋で、生い立ちから孤独感を抱えているような子です。
――役作りでやったことは何かありますか?
映画には出てこない描写なんですが、原作で、ヨッチは「フォレスト・ガンプ(/一期一会)」が好きと言うシーンがあったので、観たりしました。外見的なことで言えば、髪の毛を半分金髪に染めたりして、見た目的にちょっと外れた感じを出しました。岩田さん、新田さんとは実年齢が結構離れていたので、並んで同じ高校生に見えるように、私が子どもっぽく見えすぎないように意識しました。
――金髪のヨッチの外見は、山田さん的にお気に入り?
ああ~…!あのときくらいしか金色にできなかったので、やっていた当時はすごく楽しかったです。…けど、初めて髪を染めたので、服が全然合わなくなって、そこは大変でした(笑)。服をいろいろ買い替えたりした記憶があります。
――そして、岩田さん、新田さんとの共演は、いかがでしたか?
本当におふたりともプロフェッショナルだな、と思いました。お芝居の中で関係性を作っていくのが大きかったので、3人でいたら、本当にキダとマコトとヨッチ、という感じがしました。おふたりに引っ張っていただきましたね。オフのときは世間話をさせてもらっ
た時間もありましたし、1回、岩田さんがコーヒーを買ってきたとき、さりげなく皆さんの分も買ってきてくださって。「はーい」と、持ってきてくれたんです。心配りがすごくできる方で、素敵だなと思いました。新田さんは、弟の(眞栄田)郷敦くんと前に映画(「小さな恋のうた」)でご一緒していたので、「やってたよね!」とか、その話をしましたね。
――ヨッチにおけるキダ、マコトのように、山田さんも昔からの幼なじみだけに見せる顔はありますか?
女の子の幼なじみが、ひとりいます。その子にだけは、何も気を使わなくなっちゃいます(笑)。私は東京にいて、その子は地元にいるので、そんなにしょっちゅう会えるわけではないんですけど、久々に会うと、本当に何時間でも話していられるんです。何を言っても受け止めてくれるし、私も彼女のことを受け止めますし。そういう安心感があるので、めちゃめちゃ気を抜いているかも…しれません(笑)。
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