過酷な現実を前にした響と来美が、通信が途絶えたトランシーバーに互いを気遣う言葉をかけあうシーンは胸に迫るものがあった。しかし、ラストは再び衝撃の出来事が起きた。響たちがようやく駐屯地の門前に着いたところで銃声が響き、本郷がその銃弾に倒れたのだ。
ゾンビサバイバル×ラブストーリー×ミステリーが絡み合う物語となる本作。第1話の吾妻(鈴之助)に続いて今回の宇和島のゾンビ化による死だけでなく、響たちをひっぱってきた警察官の本郷のまさかの死というスピーディーな展開で、SNSには考察投稿が上がり始めている。
そんななかで注目されているのが滝藤賢一演じる研究者・首藤。感染症対策の研究者で、来美たちが避難した駐屯地の医療班トップであるという役どころ。
滝藤は、1月22日に放送されたドラマ「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」(毎週金曜夜0:12-0:52ほか、テレビ東京系)第3話に本人役で出演し、大暴れしたことが記憶に新しい。また、本作と同日に放送されている大河ドラマ「麒麟がくる」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)では室町幕府最後の将軍・足利義昭を演じており、本作と同枠の前ドラマ「極主夫道」(2020年)では元極道のクレープ屋という役柄だった。
確かな演技力で振り幅のある役に次々と扮(ふん)する滝藤。本作は第1話ラストで、首藤が鎖につながれた化け物たちを見下ろすシーンがあったこともあり、深読みして「黒幕?」という声も上がったが、キーマンであることは間違いなく、大いに期待したい。
なお、第1話放送後に本作の公式HPが大幅に更新され、タイトルの“世界”の文字をドラッグして180度回転させると、番組公式裏サイトへと転送されるように。そこではゴーレムに関する考察資料、ゴーレムの裏側がわかる特別映像などのコンテンツが展開していく。
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