平成ガメラ第2作「ガメラ2 レギオン襲来 4K HDR版」“ガメラプロジェクト”としてドルビーシネマで公開決定

平成ガメラ3部作の第2作「ガメラ2　レギオン襲来」の4K HDR版が、“Dolby Cinema(ドルビーシネマ)”にて3月に公開されることが決定した。

これは、1965年11月27日に公開された、ガメラ第1作目「大怪獣ガメラ」から、2020年がガメラ生誕55周年のメモリアルイヤーで、それにともない2020年11年27日より限定上映され、現在もアンコール上映中の平成ガメラ3部作の第1作「ガメラ　大怪獣空中決戦」に続く、ガメラプロジェクトの一環となる。

自衛隊全面協力による圧倒的なスケールとリアリズムに、最高峰のミニチュア特撮がゆう合したこの第2作は、怪獣映画の枠組みを超えた傑作として、1996年の小松左京らSFのプロが受賞作を選考する第17回日本SF大賞を、映画作品として初めて受賞するなど、今なお、特撮映画のマスターピースとなっている。

「ガメラ2　レギオン襲来」の“Dolby Cinema”化においては、第1作と同様、撮影監督の木所寛が監修し、よりスケールアップしたガメラの火球や、札幌と足利でくり広げられるナイターでのガメラとレギオンの死闘を、豊潤な黒の階調や、ハイダイナミックレンジの高い輝度を活かしてよみがえらせている。

音声は、平成ガメラ3部作すべての音の設計・デザインを手がけた、録音技師の橋本泰夫をサウンドデザイナーに迎え、サウンドエディターの野村みきとともに、公開当時のドルビーサラウンド音源をベースに、レーザーディスク制作時のデジタル音声を部分的に使用し、新たに効果音、重低音の音付し、翅レギオンの飛翔シーンなど、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)の効果を最大限発揮した立体的な音響を構築した。

他のガメラプロジェクトとして、バンダイよりムービーモンスターシリーズ「ギャオス(1995)」「レギオン」フィギュアの発売、ニコニコ生放送にて人気VTuber舞元啓介と平成ガメラ第１作を同時視聴する番組「にじさんじ舞元啓介と『ガメラ　大怪獣空中決戦』をみよう」の放送、CSムービープラスでの平成ガメラ3部作［4Kデジタル復元版］テレビ初放送、CINEMA-KAN Labelより昭和ガメラシリーズサウンドトラックの発売など、新たな企画が続々と展開されている。