映画「花束みたいな恋をした」公開直前イベントが1月26日、都内で開催され、W主演を務める菅田将暉と有村架純、土井裕泰監督が登壇した。
同作は、「東京ラブストーリー」(1991年、フジテレビ系)、「最高の離婚」(2013年、フジテレビ系)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016年、フジテレビ系)、「カルテット」(2017年、TBS系)など、多くの連続ドラマを手掛けてきた坂元裕二が初めて手掛けた映画オリジナルのラブストーリー。
2020年の東京を舞台に、井の頭線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った麦(菅田)と絹(有村)の5年間の物語を描く。
イベントでは、映画タイトルにまつわるトークを展開。“花束みたい”という言葉に込められた意味をどう解釈しているか聞かれた菅田は、「文字通りいけば、花束はいろんな色形の花が集まって、いつか枯れる。この物語は、2人が出会ってお互いのことを知って、5年間暮らして、お別れする話なので、文字通りなんですけど、“みたいな”のニュアンスですよね」と言い、「個人的には美しいものみたいな捉え方なのかな」と説明した。
有村は「花束というワードから、瞬発的なときめきを連想して」と口にし、「永遠なものってないかもしれないけど、瞬発的な一瞬のときめきがあれば、人生楽しめるのかな」と照れ笑いしながら回答。菅田は「いいね。そっちの方がいい」と有村の答えに納得している様子だった。
土井監督は、「花束の一輪が彼らの1日1日の気持ちが束になった時にどう見えるかということと、生ものという永遠に続くものではないということ、また、だからこそ美しいと思いながらやっていました」と、自身の解釈を明かし、演出でも意識したそう。
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