また、今まであった“花束みたいな出来事”もしくはこれから経験したい“花束みたいなこと”をフリップで書いて発表する企画も。
菅田と土井監督は「花束みたいな打ち上げがしたい」と書き、菅田は「おっ被ったー!」と興奮し、有村は「すごい。思考が一緒?」と驚いた表情。
菅田は打ち上げと書いた理由を、「今のご時世的に打ち上げができないし、ない。たいてい作品1個作ると、最後はみんなで打ち上げして、しゃべって笑い合って終わるという日々なんですけど、本当に撮影以外で人と会うことがないから、終わった感じもしなければ、次に進んでる感じもしない。今、すっごく寂しいんです」と悲しそうな表情で回答。それを横で聞いていた有村もうなずきながら「ものすごく共感します」と納得していた。
一方、有村は「花束みたいな出会いをしたい」と言い、「作品や自分の好きなものだったり、人だったり、きらびやかな自分の中で輝く瞬間的なものに出会い続けていたいという思いです」と説明。
その流れで「自分も花束のような恋をしたいという思いはありますか?」と聞かれると、「ありましたね」と答え、「普通に歩いてる道も恋人と一緒に歩くとこんなに景色が違うだとか、そういう発見ができる。『花束みたいな恋をした』って、そういう連続だと思うので、まぶしいって思います」とニッコリ。
菅田も「花束みたいな出会い」について問われると、「全部そうで、予期せぬ出会いばっかりだし、よくも悪くも驚きの連続。この仕事をしているのも予期せぬときめきからだったりもするので、一生そうありたいですね」と感慨深い様子で答えていた。
最後には、菅田は「恋愛自体の面白さや美しさを描いた作品。結果がどうということではなく、過程の楽しさ、人と人が出会う面白さが、見てくださった人の人生にちょっとユーモアをうめたらいいなと。人との出会いを一緒に楽しんでください」とアピール。
有村は「恋愛は自分自身の気持ちをとても豊かにしてくれるもの。ツライ恋愛や幸せな恋愛など、さまざまあると思いますが、映画を見て恋愛の醍醐味(だいごみ)を感じていただけたらうれしいです。2人が恋愛をしている日記のような作品なので、温かく見守ってください」と笑顔で呼び掛けていた。
映画「花束みたいな恋をした」は、1月29日(金)より全国公開。
◆取材・文・撮影=TAKAMI
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