人類が宇宙へと進出している20XX年。エンターテインメント界は、コンテンツ大航海時代を迎える。メディアの垣根はなくなり、動画、アニメ、配信、ドラマに映画、過去のアーカイブに海外作品。そんな中、テレビ局「ヒュージテレビ」は生き残りと威信をかけて、大型宇宙ロケ番組「ことほど!ザ・ユニバース」を立ち上げた。
主人公は、この「ことほど!ザ・ユニバース」のロケクルーたち。予算が膨大にかかるため、宇宙船は払い下げのもの。クルーも少人数。というかほとんどロボット。それでも、まだ見ぬエンターテインメントのフロンティアを求めて、果敢に宇宙をかけるテレビクルーたちであった。
とはいえ、いざ宇宙へ行く羽目になったスタッフは、たまったものではない。「6次元クジラを追え!」というよくわからないミッションを課せられた局員リポーター・リコ(藤谷理子)は、不満たらたら。それをなだめるスタッフロボ・ナッガーノ(永野宗典)とザカイ(酒井善史)。宇宙の長旅は退屈であり、ネットも入らず。ミッション達成のめども立たない。
そこへ飛んでくる、謎めいた動画電波。こんな深宇宙に、いったい誰が送ってきたのか。映像をみたところ、地球の奴らが作っているようだが、出所は不明。しかも、へんてこでギークな動画ばかり。一体、何が目的なのか。道中、リコたちは、宇宙のレンタルビデオ屋や、宇宙海賊に遭遇しながら、6次元クジラの謎を、そして動画群の謎を、追いかけるのであった。
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