4月18日(日)より、WOWOWプライムにてスタートする「連続ドラマW 華麗なる一族」。このほど、本作のオールキャストがついに発表され、個性派かつ実力派役者陣の役どころが判明した。
これまで度々映像化されてきた山崎豊子の同名小説を、WOWOW開局30周年記念の一環として制作する本作。大阪万博を間近に控えた高度経済成長期の関西を舞台に、富と権力獲得の手段として関西の政財界で閨閥を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、“華麗なる一族”の繁栄と崩壊を描いていく。
主人公・万俵大介を演じる中井貴一をはじめ、彼の長男・鉄平役の向井理、次男・銀平役の藤ヶ谷太輔、さらには内田有紀、麻生祐未、美村里江、松本穂香といったキャスト陣が万俵家の面々を熱演。彼らが収まった家族写真は、まさしく“華麗なる一族”と呼ぶにふさわしい豪華な仕上がりで大きな話題となった。
これまで総勢18人ものキャストが順次発表されてきたが、今回新たに8人のキャストが追加されオールキャストが明らかに。それとともに、本作の「富と権力をめぐる人間模様」の全容もようやく見えてきた。
銀平とかつて深い関係にあった画家の卵・小森章子役には新川優愛。万俵家の縁組みルールが障害となり、銀平との結婚に踏み切れなかった章子は、銀平の元を去り絵を勉強するためパリへ。その後、個展の準備でシカゴを訪れた際に銀平の兄・鉄平と再会し、銀平の現状を知ることに。
二子(松本穂香)が閨閥結婚相手として見合いをすることになる細川一也役は宮田俊哉が務める。一也は佐橋総理婦人の甥で東大法学部卒、業界大手の帝国製鉄秘書課に勤務するエリート社員。容姿端麗、博学多識で縁談相手としては申し分ないが、知識をひけらかすところが玉にキズな人物だ。
続いては大介を支える面々。阪神銀行で大介の側近となる融資担当・渋野常務を演じるのは堀部圭亮。能力厳選主義で選ばれた融資のエキスパートで、貸し付けをしている太平スーパーの資金不足の問題を銀平と共に請け負っていく。
経理担当・大亀専務は井上肇が演じる。大介が人間的な弱さを安心して露呈できる数少ない存在であり、企業のトップとして決断に迷う時、不安に襲われる時、また銀行の頭取という品位が問題にされそうな時、大介は大亀を呼び自らの思いを吐露していく。
大介の秘書・速水英二役を務めるのは細田善彦。銀平とは同い年かつ同じ大学で経済を学び、同期で阪神銀行に入社。部署が離れているため仕事上で会うことは少ないが、友人同士の親しい言葉を交わす間柄だ。優れた知性と情感を兼ね備えており、大介からも信頼されている。
その他、大同銀行の専務・綿貫千太郎役に六角精児、阪神特殊製鋼の専務・銭高孫六役に甲本雅裕、大蔵省の金融検査官・田中松夫役に温水洋一が決定。鉄壁のキャスト陣が脇を固め、重厚な物語をより一層もり立てていく。
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