大場美奈、“松井珠理奈卒業シングル”は「見送る側として寂しい気持ちはやっぱりあります」<SKE48「恋落ちフラグ」インタビュー>

2021/02/02 06:00 配信

アイドル

古畑奈和撮影=武田真由子

大場「配信はファンの方々の力には頼れない」


――歌の話になったので一つお聞きしたいことがあるんですけど、2020年は劇場公演を拝見していて、どのチームもボーカルが良くなったかなと感じたんですが、グループ全体でそういう方針みたいなものがあったんですか?

大場:チームKIIは結構前からだよね?

古畑:うん。

大場:SKE48はダンスがメインのグループなので、そこを大事にしないとっていうことばかり気にしていたんですけど、ある時ボーカルの方にも意識を向けなきゃ「リンクしないな」と思ったんです。ダンスであれだけのものをやっているのに、ボーカルも意識していかないと、見ている人たちが「おや?」って思っちゃうかもしれないなと思って。その意識は2年前くらいからしてますね。

できる子とできない子の差はあったし、得意不得意もあったと思うんですけど、そこはちょっとずつ克服していかないといけないですし、配信限定で公演が再開してからは出演できる人数が減っちゃったから、余計意識することが増えたとは思います。

配信はファンの方々の力には頼れないので、自分たちの力で何かを見せていける人になるにはどっちもちゃんとやらないとってことで、今もめちゃくちゃ頑張ってます。この前も「ボーカルがまだまだダメだ」ってスタッフさんに言われたり、みんなヘコみながらもやっているので、まだまだ模索中ですけど、ちょっとずつでいいからチャレンジはどんどんしていこうってやっています。

――チームSはどうでしょうか?

野島:これで伸びたのかは分からないんですけど、チームSっていつも楽屋で音楽をかけていて、後輩もみんな歌っていることが多いんです。だから、歌に対して苦手意識を持っている子も、声を出すのが恥ずかしいとかそういう意識がなくなって、一人一人がちゃんと声をマイクに乗せられるようになったのがいいことなのかなって思います。

あと、遊びなんですけど、たまに「ビブラートの掛け方を教えて」とか聞かれることがあって、それでミニ講座みたいなものをやることもあります(笑)。