映画「花束みたいな恋をした」の初日舞台あいさつが1月29日、都内で開催され、W主演を務める菅田将暉と有村架純、メガホンを取った土井裕泰監督、脚本を務めた坂元裕二が登壇した。
同作は、「東京ラブストーリー」(1991年、フジテレビ系)、「最高の離婚」(2013年、フジテレビ系)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016年、フジテレビ系)、「カルテット」(2017年、TBS系)など、多くの連続ドラマを手掛けてきた坂元が脚本を担当。東京を舞台に、井の頭線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った麦(菅田)と絹(有村)の5年間の物語を描く。
同映画のイベントでは初登壇となる坂元。菅田と有村の魅力を聞かれ、「菅田さんは初めて映画で拝見したときから感じているんですが、とても多面的で矛盾したものを抱えた俳優さん。いい人、悪い人な部分もある。純粋でどこか擦れた部分もある。
光や闇など、2つの反するものを同時に表現できる。人間的なものをお持ちになった俳優で、そういう方はなかなかいらっしゃらないので、唯一無二の存在だと感じています」とコメント。
一方、有村については「ミステリアスで何を考えているかが分からない。世間から外れたような佇まいが演技に感じられて、何とも言えない不思議な手品を見せられているような芝居で感激しています」と絶賛する。
有村はそれを受けて、「なかなか直接お言葉を頂くこともないので、改めてそう言われると、恥ずかしい」と照れ笑いしつつ、「以前、坂元さんと対談をさせていただいたときも『一生分からないと思う』とおっしゃられていて。分からないままでいてほしいなと思います」とニッコリ。菅田は「うれしいですね」とはにかんでいた。
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