神奈川県警捜査一課に、先月父親を亡くした川村琴美(原田佳奈)がある事件を解決してほしいとやってくる。琴美は百合(吉田羊)たちに、父・恭介(梨本謙次郎)の最期の言葉が「大川さん、すまなかった」という意味深な内容だったと打ち明ける。
その「大川さん」とは、当時川村家も住んでいた団地でトラブルばかり起こしていた大川竜雄という中国残留孤児の男性で、彼はある日何者かに殺害されたのだった。琴美は父の最期の言葉の意味と、同級生だった竜雄の息子・正雄(趙珉和)のためにも、事件の解決を願い出る。
捜査資料に目を通した百合たちは、竜雄の事件の一カ月前、ホームレスが鉄パイプで襲われるという事件が町内で起き、当時中学生だった二人組が逮捕されていたことを知る。この事件も彼らの犯行と見られていたが、その夜二人にはアリバイがあり、犯人は見つからないままだった。
百合たちは事件をもう一度洗い直すため、当時の団地の住人たちに話を聞いて回ることに。すると、中国残留孤児だった竜雄の過酷な日々が住人たちから語られていくのだが…。
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