2月7日(日)に最終回を迎える大河ドラマ「麒麟がくる」(夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)。主人公の明智光秀を演じる長谷川博己が、これまでの撮影の振り返りや、第44回「本能寺の変」の見どころなどを語った。
長谷川は、これまでの撮影を振り返り「大河ドラマで主演を演じたことは、かけがえのないとても貴重な経験となりました。最初は、一年以上という先の見えない長い道のりに対しての恐れからか、悲観することもありましたが、スタッフや共演者のみなさんの支えもあり、無事に撮影を終えることができました。明智光秀を生きたこの約18か月という期間は、一生の宝物になりました。新型コロナウィルスの影響で撮影が一時中断したことは、光秀を演じる上で、もしかするとひとつの転換点になったのかもしれません」と明かした。
また、長谷川は「私はドラマは、視聴者のみなさんにどこかでその作品の『現代性』を感じていただきたいと思っています。撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味での影響を及ぼしたのではないかと思います」と撮影を振り返り、
続けて、長谷川は自身の役どころなどを「明智光秀は、孔子の言う『義』の人であったと思います。それは光秀を演じる上で、最後まで一貫して崩してはならないと思っておりました。世のため、民のため、平らかな世を目指し貫き通した男だと思います。また、今作での信長は、承認欲求への激しさや両親や兄弟との確執など、どこか人間臭さがあります。人間の持つ負の要素に共感しやすいと思えました。そういう意味でも、どこか現代人に通じるものがありましたし、視聴者のみなさんが投影しやすいところがあったのではないかと思います」と語った。
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