2020年に延期を発表した阿部寛主演の「ドラゴン桜」を、2021年4月期の日曜劇場枠で放送することが分かった。
同ドラマは、2005年7月期に金曜ドラマ枠で放送し社会的ブームを巻き起こした「ドラゴン桜」の続編となる新シリーズで、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から人気連載中の三田紀房による「ドラゴン桜2」が原作。前作ドラマの原作である「ドラゴン桜」(2003年〜2007年連載/講談社)の15年後を描く続編。今作は今の時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを入れたドラマオリジナルの展開が予定されている。
ドラマの前作は、倒産寸前・低偏差値の私立龍山高校にやってきた主人公の弁護士・桜木建二(阿部寛)が、超進学校に生まれ変わらせようと生徒と共に奮闘する姿が描かれた。
歯に衣着せぬ物言いをする桜木の姿は受験生の心をひきつけ、受験生のみならず多くの若者に勇気を与えた。また、前作で大きな話題となったのが、東京大学合格のための“桜木メソッド”と呼ばれる勉強法だ。
「1日16時間勉強法」を徹底し、物理の公式の実践、卓球やトランプをしながらの計算など、その突飛だが実に理にかなった勉強法は視聴者を驚かせ、実際にその勉強法を実践し、大学受験で合格を勝ち取った学生も多かったという。前作から16年経った2021年の大学受験は、大きな転換期を迎えていた。これまでの知識詰め込み型の“記憶力試験”から“実践的な学力を測る試験”へと移行。これは、DX(デジタルトランスフォーメーション)などに代表されるように、社会で必要とされる力が変わってきたことによる必然ともいわれている。
また前作に出演した山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶、紗栄子といった面々はその後日本を代表する実力派俳優へと成長。今作で桜木が向き合うことになる生徒たちは1000人にも及ぶ応募の中から選考されている。
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