松坂桃李、憑依型演技でハロプロオタク役に「あの頃。」メイキングカット公開

2021/02/11 10:00 配信

映画

「あの頃。」メイキング写真が到着(C)2020『あの頃。』製作委員会

ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描く、松坂桃李主演映画「あの頃。」(2月19日[金]公開)のメイキング写真が解禁された。

原作は、神聖かまってちゃんの元マネジャー・劔樹人による自伝的青春コミックエッセー「あの頃。男子かしまし物語」。松坂は、どん底の生活を送っていたが、ハロー!プロジェクトのアイドルたちにドハマりしていく劔(つるぎ)を演じる。そして、藤本美貴の魅力を熱く語るプライドが高くてひねくれ者のコズミンを仲野太賀、石川梨華推しでリーダー格のロビ役に山中崇、痛車や自分でオタクグッズを制作する西野役に若葉竜也が。CDショップの店員で、劔がオタク仲間と出会うきっかけを作るナカウチ役に芹澤興人、ハロプロ全般を推すイトウをロッチ・コカドケンタロウが務める。

今回公開されたのは、松坂の現場での様子を捉えた写真。松坂は、野暮ったいビジュアルで哀愁も漂わせる主人公を演じ切っている。自身初となる“オタク”役かつ、原作者・劔本人を演じるということで、難しい点も多かったそう。しかし、劔本人が劇中でハロプロの魅力について語るシーンのトーク内容監修や、松坂のベース演奏指導などのために頻繁に撮影現場を訪れたため、松坂にとって役作りをするための追い風になったという。劔の立ち姿や話し方はもちろん、「揺れながら近づいてくる」という細かい歩き方まで表現。

劔本人も、「松坂さんがベースを弾いているシーンで少しピントがぼやけた時に、昔の僕だ!と本当に思った瞬間がありました。こんなこと言うとみんなに怒られるんですけど(笑)。でも出来上がった作品を見ても、やっぱり僕自身と重なりました」と松坂の演技を絶賛している。