私たちは、都会に出て寄り添うように生きてきた。でも、今夜が、一緒にいられる最後の夜。
そんな私たちの前に天使のような男が現れた。でも彼は…。
新宿御苑が見渡せるビンテージなマンション。その最上階には、無名の画家がずっと住んでいる。今、彼はそこでシングルの女性たち3人と一緒に暮らしている。まるでシェアハウスのような。
4人は仲良しだ。まるで家族みたいに、友達みたいに。男女関係なく、暮らしている。彼はゲイだから。
何年か前のこと。新宿御苑あたりのバーで女性3人が、話をしていた。それぞれ、人生、かなりきつい。
頑張ってもそんなに暮らしは豊かにならない。家賃高い、理想の部屋とかつくりたいけど、それをするためには死ぬほど働くことになって部屋にいる時間がない。男ももう嫌だ。恋愛はいらない、したくない。
こうやって3人一緒にいれば強いけど、一人だとみんな弱い…くじけそうだ。
隣の席で、一人飲んでた男が提案する。「僕と一緒に暮らしませんか?」
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