安倍乙、“戦闘モード”に苦戦「たぶん、人生で一番にらみを利かせたんじゃないかな(笑)」<Interview>

2021/02/16 07:00 配信

ドラマ グラビア インタビュー

インタビューに応じた女優・安倍乙撮影:永田正雄

――今回の作品で初めて麻雀に触れたんですか?

麻雀に関しては完全にド素人。お話を頂いた時は知識ゼロの状態でした。私はドンジャラすらやったことがなかったんです(笑)。主演作品だと聞いてうれしかったんですけど、私で大丈夫なのかなって思いました。

――劇中では麻雀用語がたくさん出てくるので、台本を読むという作業も大変?

“一盃口(イーペーコー)”とか“ロン”とか、何のことだか全然分からなかったんです。まずは、麻雀のルールを覚えることが先決。専門用語を勉強したら自然とセリフも頭に入っていきました。

――真白はどんなキャラクターですか?

すごく家族思いな女の子。ちょっと天然っぽいところがあるけど、温泉に入ったら“覚醒”するというか、キャラが変わって戦闘モードになるんです。口調も変わるし目ヂカラも強い。そういう部分は自分に全くない要素だったので、どうやったら目ヂカラが強くなったように見えるのか鏡の前で練習しました。

――自分と似ているところはありましたか?

周りから「天然っぽいね」ってたまに言われることがあるんです。普段の真白は変に役作りせず、自分のままでいいのかなと思いながら演じていました。

――演じていて苦労した点は?

やっぱり、温泉に入って戦闘モードになるところ。気持ちの切り替えもそうでしたし、覚醒した後は麻雀の時の手さばきも変わるので。プロの雀士の方に教えてもらいながら練習しました。

――石和と伊東の温泉に入るシーンはいかがでしたか?

監督がカメラワークにこだわる方で、何度も撮り直したシーンがありました。にらみを利かせる表情が難しくて「もっとにらんで」ってリクエストされても、なかなかうまくできないんです。たぶん、人生で一番にらみを利かせたんじゃないかなと思うぐらい目に力を入れました(笑)。

温泉の現場を経験したことがあるメークさんから水分補給のアドバイスを頂いたり、汗で崩れないようファンデーションを厚めにしてもらったりしたので、思っていたより過酷ではなかったです。