竹内涼真“響”、キム・ジェヒョン“ミンジュン”らの悲しい運命と決断が生む謎の行方<君と世界が終わる日に>

2021/02/15 11:45 配信

ドラマ

終末世界で生き残った仲間として行動を共にする響(竹内涼真)とミンジュン(キム・ジェヒョン)(C)NTV

竹内涼真主演ドラマ「君と世界が終わる日に」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系) の第5話が2月14日に放送された。“生ける屍”=ゴーレムがさまよう封鎖区域の外を目指す響(竹内)と仲間たち。響と会えることを願って止まない恋人の来美(中条あやみ)。それぞれの悲しい決断が描かれたが、それは悲しみの連鎖となるのかが注目される。(以下、ネタバレがあります)

何が正しいのか、揺らぐ響


日本テレビとHuluの共同製作による本作は、主人公・響が恋人と再会するために、死と隣り合わせの終末世界を生き抜く姿を描くサバイバルラブストーリー。地上波ゴールデンタイム連ドラとしては日本初の本格ゾンビ作品となる。

なぜかテロリストに仕立て上げられてしまっている響たち“放浪グループ”の面々。第5話は、喘息の結月(横溝菜帆)を救うため、危険を冒して薬を探すことに。

見つけた安全な船に結月ら4人を残し、響とミンジュン(キム・ジェヒョン)が病院にたどり着くと、自衛隊と鉢合わせてしまった。薬を手にするも、自衛隊の銃撃にあう。二手に分かれて逃げるが、ミンジュンに銃が突き付けられる。銃を手にしていたのは駐屯地でゴーレムの研究をしているジアン(玄理)で、ミンジュンの実の姉だった。

戸惑いつつ「(封鎖区域外の)横浜方面に行きなさい」と言うジアンに、「一緒に行こう」とミンジュン。しかし、再び銃を向けて「行きなさい」と強くジアンが言った時、響が駆け付けた。なぜ自分たちを狙うのか問う響に、首藤(滝藤賢一)にとって響が邪魔な存在だと告げたジアン。

するとミンジュンはジアンが響に向けていた銃を蹴り飛ばし、響と共に仲間の元へ戻って行った。ミンジュンを演じるキム・ジェヒョンが見せた悲しみの表情が一瞬ながら光り、印象に残る場面となった。

そのころ、船には結月の父親で、紹子(安藤玉恵)の夫・狛江(長谷川朝晴)の姿が。封鎖区域外から入ってきた狛江は、病院を探していた響に会い、居場所を聞いた。ところが紹子はDVが原因で狛江と離婚しており、別れてからも執拗につきまとわれていたのだった。そんなとき、母親を守るために、結月はゴーレムに狛江を襲わせる驚きの行動をとった。

「ゴーレムを殺すことと同じ」と言う幼い結月のあまりにも悲しい行動を前に、何が“正しいこと”なのか揺らぐ響だったが、「俺が責任を持ちます」と仲間たちに口外しないように告げた。そして、1人、狛江と対峙した響は、逆上してナイフで襲い掛かってきた狛江を殺した。