奥山かずさ、“ルパパト”の現場は財産「俳優として大切なものを全て学んだといっても過言ではありません」<Interview>

2021/02/17 07:00 配信

ドラマ グラビア インタビュー

「麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇」で、安倍乙と共にW主演を務める奥山かずさ撮影:永田正雄

――今回は“雀士”という役ですが、これまで麻雀に触れたことは?

大学時代に周りの学生たちはやっていましたけど、私は全く縁がなかったです。“一盃口(イーペーコー)”とか、麻雀の役があだ名になっている学生がいたりしたので、そういう麻雀用語には割となじみがありました。

――麻雀用語をいくつか知っていたということは、初めて脚本を読んだ時にそれほど戸惑うことはなかった?

ちょっと耳にしたという程度だったので、麻雀に関しては本当にゼロからのスタート。麻雀シーンのやりとりは、脚本を読んでいても全然分からない(笑)。

麻雀の役もふりがながないと読めないし、点数の計算もチンプンカンプン。これは大変だな…と思いました。

――雀士ですから、牌の持ち方やさばき方も重要ですよね。

麻雀がうまい設定ですから。普段から牌を触っているかどうかがすぐバレてしまうんです。監修の先生のレクチャーを受けながら何とかやってみましたけど、ホントに難しかったです。

――真白に対して当たりがきついチー子を演じる上で心掛けた点はありますか?

チー子は男っぽいというより、ちょっと気性が荒い感じ。とても芯が強い子だと思っています。衣装も露出が多めですし、温泉に入るシーンもありますけど、セクシー過ぎないようにチー子らしい色気を出すことを意識しました。

――真白との楽しい掛け合いも見どころの一つ。

真白は温泉に入ると“覚醒”する二面性がある。それにチー子が対応していく感じが演じていて面白かったです。

――安倍さんの印象は?

すごくかわいらしくて、麻雀の牌を握る手はまるで赤ちゃんみたい。初心者っぽい手さばきも見ていてほほ笑ましかったです。そのまんま真白でした。

でも、お仕事に対してはガッツがあるし、覚醒した後の真白のキャラにも強さを感じました。