香取慎吾“万丞”が問いかけられた「正義とはなんですか」は謎を解くカギに?<アノニマス>

2021/02/16 12:00 配信

ドラマ

第4話ラストで万丞(香取慎吾)が向かった先は…(C)「アノニマス」製作委員会

「あなたにとって正義とはなんですか?」


今回の事件で羽鳥が捜査協力を求められた際に万丞に「何か起きる前に行動しないとな。俺は…見殺しにはしない」と言ったことが気になっていた咲良(関水渚)は、越谷に万丞の元相棒である倉木(シム・ウンギョン)について聞いた。

2年前、倉木はある殺人事件の捜査で逮捕された被疑者とは別に真犯人がいるとの情報を得て、単身で容疑者の男を深追いしてしまった。だが、撃ち合いとなり、男は死亡し、真相は分からなくなってしまったのだった。

前回明かされたその場面の映像で、倉木は息を引き取ったかのように思われたが、今回のラストで万丞が出かけた先で映し出された車いすにのった女性が倉木だった。「今日は冷えるな、倉木」と万丞が話しかけても、記憶をなくしているのだろうか、倉木は無表情のまま。この倉木が生きていたことは視聴者にも大きな驚きとなった。振り返れば、羽鳥が「見殺し」という言葉を使ってはいたが、亡くなったと断定はされていなかった。このように、ほかにも伏線が巧妙に仕掛けられているのかもしれない。

冒頭では、前回のラストで謎の男(田中要次)から手紙を渡された万丞が、そこに書かれていたメールアドレスに「情報がほしい」とメッセージを送ると、「あなたにとって正義とはなんですか?」という返信があった。

ネット社会での正義、そして万丞に問い掛けられた正義。過去が明らかになっていく一方で、謎が深まっているようにも感じられる。

倉木のことを聞いた咲良が「万丞さん“も”救えなかったんだ…」とつぶやいたのも気になるところだ。