竹内涼真“響”が向き合うことになる憎しみ…ラストは衝撃の事実が明らかに<君と世界が終わる日に>

2021/02/22 11:58 配信

ドラマ

響(竹内涼真)は乗り込んだ駐屯地で衝撃の事実を知る(C)NTV

次々と明らかになる事実


一方、ゴーレムがいる檻の前に置かれたイスに縛られた状態で意識を取り戻した響の前に首藤(滝藤賢一)が現われる。かつて響の母の主治医だった首藤は、響をゴーレムの実験材料にすると明かす。ゴーレムが襲い掛かろうとした時、佳奈恵とミンジュン(キム・ジェヒョン)に助けられた。

しかし再び1人で来美を探しに戻った響は、研究室で「001」と書かれた鎖につながれたゴーレムに遭遇。それは、亡くなったはずの響の母・琴子(臼田あさ美)のゴーレムだった。

琴子は、響が小学生の時に亡くなったことがこれまでに明かされていたが、まさか首藤の実験台としてゴーレム化していたことに視聴者の間にも「衝撃的すぎ」「ドラマ的展開だけどつらすぎる」などと驚きが広まった。

最後の回想シーンでは、昔に大砲があった島のことを響が琴子に話しかけると、大砲が「人を憎むことから生まれたものだから」好きではないと琴子。そして「人を憎むと心の中が嫌いな気持ちでいっぱいになるでしょ。お母さんはね、誰かを嫌いになりそうになったら、代わりに大好きなもので心の中をいっぱいにするの。誰も憎む隙間がないくらいにね」と語った。

成長した響はその時に「ほんとに大好きなものが奪われたら、そのとき、母さんどうするの?ほんとに憎まずにいられるの?たぶん俺には無理だなと思った」と来美に打ち明けたが、「何があっても響は誰かを憎むなんてできない」と言った。

母が実験台とされていた事実は響にとって首藤が憎むべき対象となるだろう。また第1話から、響たちの生き残りグループの1人で、響の高校の同級生だった等々力(笠松将)が響のことを憎んでいることが描かれてきた。

ゴーレム化した母を見た時の絶句する竹内の演技は心揺さぶるものがあった。終末世界で変わらざるをえないなかで、浮かび上がった“憎しみ”の感情の行方。物語は面白さを加速していく。