【朝ドラ新ヒロイン】黒島結菜とは?「アシガール」でブレイク!朝ドラ&大河も出演多数 知性が光る“溌剌”美女

2021/03/06 08:05 配信

ドラマ

連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを務める黒島結菜(C)NHK

女優・黒島結菜が、2022年度前期の“朝ドラ”こと連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合ほか)でヒロインを務めることが発表された。黒島は沖縄県出身、1997年3月15日生まれの23歳。これまでに、朝ドラ「マッサン」「スカーレット」、大河ドラマ「花燃ゆ」「いだてん~東京オリムピック噺~」などに出演。着実に国民的女優への道を歩む黒島について、フリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆する木俣冬が解説する。

“朝ドラ経験者”のヒロイン抜擢は視聴者もうれしい


ちむどんどん」のヒロインに決定した黒島結菜。3月3日放送の「あさイチ」でお披露目され話題になった。

沖縄のことばで“前むきで肯定感に満ちた、わくわく感”という意味をタイトルにした「ちむどんどん」は沖縄の本土復帰50年を記念したドラマで、ヒロイン・比嘉暢子(ひがのぶこ)は沖縄出身、やがて沖縄料理の料理人になるという。自身も沖縄出身である黒島にぴったり。

二十代前半のフレッシュな時期に出身地を舞台にした朝ドラヒロインを演じる機会を得るとは、黒島結菜、“持ってる”と思う。

「いつか(朝ドラ)ヒロインができたらいいな」と思っていたという黒島。朝ドラヒロインはかつて、これから期待の新人がやるものと思われていたが、近年はある程度の実績を積んだ俳優がオファーされることが増えた。有村架純(「ひよっこ」)、広瀬すず(「なつぞら」)、戸田恵梨香(「スカーレット」)、杉咲花(「おちょやん」)などがそうで、黒島結菜もそのひとりとなった。

オファーヒロイン――とりわけ朝ドラ経験者(貢献者)は視聴者にとってもうれしいもの。

黒島もそうだが、ほかに、「とと姉ちゃん」でヒロインの妹役を演じてから「おちょやん」ヒロインになった杉咲花や、「あさが来た」で女中役、「なつぞら」でヒロインの妹を演じてから次作「おかえりモネ」のヒロインになった清原果耶のように、過去、朝ドラに出番は短いながら強烈な存在感を示した俳優たちに、次なるヒロインになってほしいと視聴者は願うものなのである。

言ってみれば、視聴者は親戚気分で、目を細めながら若い親戚を応援している。そんな思いに応えてくれるのが朝ドラ経験者のヒロインロードである。また、週5日、半年という長丁場のドラマの撮影経験があらかじめあるほうが大役をやるにあたって何かと都合がいいこともあるだろう。

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