“ティーンのカリスマ”久間田琳加、20歳を迎え「大人の魅力があふれているような女性になりたい!」【Interview】

2021/03/06 12:02 配信

ドラマ インタビュー

2月に20歳を迎えた久間田琳加にインタビューを行った撮影:ブルータス海田

――原作の漫画を読んだ感想は?

コメディー要素があって面白かったです。これを映像化する時はどうやって表現するんだろうというシーンがたくさんあったのでクランクインが楽しみでした。

――今回、演じている姉崎奈緒美はどんなキャラクターですか?

人を見た目で判断しないクリーンな心を持った女の子です。すごくしっかりしているように見えるんですけど、ちょっと抜けているところもあるんです。そういうかわいらしい部分は癒やされるなって思いました。

――言葉遣いが丁寧なセリフが多いですよね?

茶道に関しての心構えやお作法の説明をするセリフが多いんです。日常会話では出てこないような言葉を覚える作業はとても新鮮でした。

――姉崎を演じる際に苦労したことや大変だなと思ったことは?

原作のキャラクター紹介で「大和撫子」という言葉がたくさん出てきたんです。この役、私に務まるのかな、大丈夫なのかなって(笑)。また共演者の方たちは皆さん私より年上なんですけど、ドラマの中では私が一番先輩の役。実年齢と正反対の設定に不安を感じました。

でも、高校時代に一番近いのも私。自分が高1の時の高3の先輩ってこういうふうに見えていたなとか、学生時代の頃を思い出しながら演じました。

――姉崎は茶道部の部長。茶道の作法なども練習したんですか?

部長という設定なので、かなり練習をしました。姿勢や指先の使い方といった細かい点に気を付けながらのお芝居は難しかったです。

――茶道に触れたのは今回が初めて?

初めてでした。実際に体験したらハマってしまいそうなぐらい楽しくって! もともと新しいことを習得するのが好きなんです。作法などを覚えるのは大変なんですけど、この機会に学ぶことができてよかったです。

――具体的にはどんな練習を?

初日は歩き方や礼の仕方を厳しく教えていただきました。袱紗(ふくさ)の畳み方の練習もやりましたし、濃茶と薄茶の作り方も習いました。

薄茶を作るのはすごく大変。お湯の塩梅や泡立て方で全然味が違うんです。先生がたてた抹茶は色がきれいでおいしい。最初に私が作ったお茶は苦くて飲みづらかったです。

――正座は平気でしたか?

学生役の男性陣はつらそうでしたけど、私は何とか我慢できました(笑)。

――男性陣の話が出ましたが、主人公の“悪魔(デビル)まークン”こと船橋雅矢を演じている鈴木伸之さんの印象は?

最初にお会いした時「あ、まークンだ!」って思いました。背も高いですし、ものすごく迫力があるなと。目つきとかも原作の漫画にそっくり。原作と脚本を読み込んでまークンを作られているんだなと感じました。

ドラマ「お茶にごす。」場面写真(C)西森博之/小学館 (C)「お茶にごす。」製作委員会

――撮影中の思い出は?

みんなでおうちからゲームを持ち寄って遊んでいました。まークンの親友・山田航役の瀬戸(利樹)さんは以前「マリーミー!」(2020年、ABCテレビ)という作品でご一緒した時にゲーム好きだということを聞いていたんですけどめちゃくちゃ強かったです。

茶道部部員・浅川夏帆役の(萩原)みのりちゃんも瀬戸さんに負けないぐらい強くて、ゲーム初心者の私はみんなからいろいろ教えてもらいながら楽しんでいました。

――ドラマのタイトルにちなんで、最近思わず“お茶をにごしてしまった”エピソードは?

最近、年上の方と共演する機会が増えてきたんです。撮影の合間に皆さんとお話しをしていると世代トークになったりするんですけど、私が知らない漫画やスポーツの話題が出てくることがあるんです。

その時に「分かりません」って言いづらくて…。つい、分かっているようなフリをしたりして“お茶をにごす”ことはあったかもしれません(笑)。

――ドラマの注目ポイントは?

“茶道部×ヤンキー”という異色の組み合わせですけど、主人公のまークンが茶道部と関わることでどんなふうに変わっていくのか。茶道のシーンはワンカットで撮っているところもあるので私たちの練習の成果にもぜひ注目してください!