<天国と地獄>名ゼリフ連発でトレンド1位! 「あんたは空集合じゃない!」「捕まるならあなたがよかった」

2021/03/15 11:02 配信

ドラマ

「天国と地獄 〜サイコな2人〜」第9話より(C)TBS

刑事・彩子の「居なくていい人間はいない」という思い


日高から真相を聞いた後、朔也を前にした彩子は、顔を見るなりぶん殴った。病気で消えそうな命の朔也にも容赦しない彩子。「あんたは空集合なんかじゃないんだからね!ちゃんといるんだからね、あんたのこと好きで心配して、そうやって守ってやろうっていう人間が」と怒りと悔しさ、虚しさの入り混じる思いを、彩子は泣きながら伝えた。

この彩子のセリフには、居ても居なくても同じ、つまり“空集合”である人間はいないという強い思いが込められており、殺人の処理を担った日高が朔也を“空集合なんかではない”と唯一願っていた人間であったという重みが伝わるシーンであった。

彩子と日高の間に生まれた“究極の愛”!?


朔也がひん死状態になる中、警察がフェリーに到着。日高は彩子にナイフを突きつけ、小声で「僕を追ってください」と伝えて逃走した。船の先端まで追った彩子は「どうするかは私が決めるって言ったでしょ!」と馬乗りになったが、日高は「捕まるならあなたが良かった」とほほ笑みを浮かべ「何も2人して地獄に行くことはありませんよ」と言った。

刑事と容疑者として入れ替わった2人は、事件の真相を追ううちに、互いの境遇や本心を理解し合うようになっていた。

「絶対に助けるから」と言う彩子に、日高は「待ってます」と答え、日高に手錠がかけられた。ところが、追いついた河原(北村一輝)は「ようがんばったなあ、猿芝居」と彩子の手にも手錠をかけたのである。彩子も日高も捕まってしまったという衝撃のラストとなり、次週いよいよ最終話を迎える。