コロナ禍による2度の緊急事態宣言に耐えながら“ルーローハン”を作り続ける店主・唐澤千帆さんに密着

2021/03/16 16:32 配信

バラエティー

唐澤千帆さんに密着(C)カンテレ

3月16日の「セブンルール」(毎週火曜夜11:00-11:30、フジテレビ系)では、コロナ禍の2020年11月に東京・世田谷区の三軒茶屋に「帆帆魯肉飯(ファンファン・ルーローハン)」を開店した唐澤千帆さんに密着する。

ルーローハンとは、醤油をベースに台湾料理の代表的なスパイス・八角で豚肉を甘辛く煮込み、白ご飯にかける台湾の国民食。友人に誘われ旅行した台湾で出会い、その味に心奪われた彼女は、ある特別な思いを持ってルーローハン専門店をオープン。中国語から勉強してレシピを学んだ本場の味に「クセになる美味しさ」「他で食べるより美味しい」と、お客さんの評判も良い。

コロナ禍による、2度の緊急事態宣言


元々会社員で料理人経験はなかったが、2017年に友人の勧めで休日にカフェの間借り営業をスタートさせた。その味が評判を呼び次第に行列のできる人気店となり、3年で間借り先が4店舗に増えたため、会社員との両立が難しくなった彼女は「両親に言えないまま会社を辞めて専業になってしまった」という。
  
しかし半年後、1回目の緊急事態宣言で、間借り先が全てなくなり収入がゼロになった。先が見えない不安の中で「頑張れると思ったし諦めたくなかった」と語った彼女は両親にすべてを打ち明け、借りたお金と持続化給付金を元手に自分の店を持つ決心をした。

2020年11月、コロナ対策に工夫を凝らして開店し新たなスタートを切ったが、わずか1ヵ月半で2回目の緊急事態宣言となり、開店当初に比べて売り上げは2割程度落ちた。飲食店への風当たりは強く、経営的には厳しい状況が続くが「外出しにくい中でも、食べに来てくれて“美味しい”って言ってもらえるのは嬉しい」と、明るく奮闘を続ける。

台湾、そしてルーローハンとの出会いで、人生が大きく変わった彼女。逆境の中でも、自分の作るルーローハンがいつか誰かの架け橋になる事を願って、試行錯誤を繰り返す「帆帆魯肉飯」店主・唐澤さんの「台湾への愛」と7つのルールに迫る。