毎週土曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「土曜洋画劇場」。3月20日(土)は、松坂桃李とシム・ウンギョンが主演を務めた社会派サスペンスで、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた映画「新聞記者」を放送する。
東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラーを“原案”とする本作は、国家権力の闇に迫ろうとする新聞記者と、現政権に不都合なニュースのコントロールを任されたエリート官僚の姿を中心に、「報道メディアは権力とどう対峙するのか」を問いかける衝撃作。
ある大学の新設計画に端を発した疑惑について、真相を置い続ける東都新聞記者・吉岡エリカを演じるのはシム・ウンギョン。一方、内閣情報調査室に配属されながら、自らの理想とはほど遠い業務のあり方に疑問を感じる杉原拓海役を松坂桃李が演じている。
日本ではなかなかお目にかかれない“政治の闇”を真っ向から描いた作品である本作は、当時の政権に対する世間のムードも相まって大ヒットを記録。主演を務めた二人の熱演も高く評価され、「第43回日本アカデミー賞」では最優秀作品賞の他、計6部門を制したことも記憶に新しい。
3月19日に開催された「第44回日本アカデミー賞授賞式」では、2020年に「最優秀主演女優賞」を受賞したシム・ウンギョンが司会を務めたことも話題となったが、そんな絶好のタイミングで、前回の「最優秀作品賞」受賞作をチェックしてみよう。
東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)の元に、大学新設計画に関する極秘情報が書かれたFAXが匿名で届く。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査を開始する。
一方、内閣情報調査室に配属されたエリート官僚・杉原(松坂桃李)は、「国民に尽くす」という自らの信念とは裏腹に、「現政権に不都合なニュースのコントロール」という任務を与えられ葛藤していた。
愛する妻の出産が迫ったある日、彼は尊敬するかつての上司・神崎(高橋和也)と久々に再会するが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者と、「闇」の存在に気付き選択を迫られるエリート官僚。二人の人生が交差する時、衝撃の事実が明らかになる。
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