城田優、舞台・ドラマと躍進を続ける稀代のエンターテイナー【てれびのスキマ】

2021/03/23 18:32 配信

芸能一般 コラム

城田優※2019年ザテレビジョン撮影

「セーラームーン」でミュージカル俳優の道を邁進


そして16歳のとき、ようやく受かったのが「美少女戦士セーラームーン」ミュージカルのタキシード仮面/地場衛役だった。すると、評価が一変。先輩俳優からこう言われた。「優は絶対舞台向きだよ!背も高いし、彫りも深いから、舞台映えするから!」(「あさイチ」2020年10月2日)。

初めて、自分の居場所ができた瞬間だった。「セーラームーン」のミュージカルというと、「“子供向け”と思われる人もいるかもしれない。 けれど、そうではない。特に演者にとっては、お芝居はもちろん、歌にダンス、殺陣が要求される。

それに加え、城田が演じたタキシード仮面の場合、マントさばきやスティックさばきも華麗に行わなければならない。もちろん、すべて初めての体験だ。頭が一杯になり、食事も喉を通らない日々が続いたという。ここでミュージカルの基礎を叩き込まれた城田はミュージカル俳優の道を邁進していくのだ。