――オファーを受けたときの気持ちを教えてください。
すごくうれしかったです。長年愛されて続けている「警視庁・捜査一課長」の、シリーズ誕生10年目に参加させていただけること、本当に光栄でした。刑事ドラマは経験したことがないので、どんな現場なのか、楽しみでした。
――桐野梨子は追い込まれると燃える、ギリギリまで粘る女性という設定ですが、演じる上で大切にされたところを教えてください。
今まで生きてきた結果だけみると、常にギリギリに感じますが、そのギリギリにたどり着くまでに努力をしただろうし、葛藤しながらも、どこまでも真っすぐで、勇敢な女性だと思いました。ギリギリでも自分の役割を理解して、諦めない姿勢も演じられたらなと考えていました。
――役柄にちなんでご自身の中で「ギリギリだったな!」と思う経験を教えてください!
電車に乗るときは余裕をもって時間を決めるのですが…家から駅の改札まで、どれくらい最短でたどり着けるのか試してしまって、全速力で向かうギリギリ生活です(笑)。
――走るシーンも多かったですが、撮影時のエピソードを教えてください!
初日の撮影が10シーン以上あって、「よし、気合いを入れて頑張るぞ」と張り切っていたら、せりふが一言もなくぜんぶ走るシーンでした。気合いを入れていて良かったです。
別日でも、結構走った撮影の後、自転車に乗っているスタッフさんに追い付かれないよう、全速力で逃げた日があって、それが一番足に来ました(笑)。
――取り調べを受けるシーンもありましたが、どんな気持ちで臨みましたか?
密室の中、一対一で向き合っていると、想像していたよりずっと相手の息遣いや、ため息、いすに座り直すだけでも、すごく敏感になって、心の中がずっとザワザワしている感覚でした。
――視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
脚本を読んでいたら止まらなくなり、読み終わってももう一度読みたくなるくらいとても面白くて、複雑な関係性やカラクリ、それぞれの思いが盛りたくさんだと思います。これぞ「警視庁・捜査一課長だ!」と感じるようなシーンももちろん、新しいなと感じるシーンもたくさんで私も楽しみです。そして、私も全力で走っているのでぜひ見てください!
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