――初回2時間スペシャルで桐野梨子役を演じた伊原六花さんの印象を教えてください。
とても落ち着いた雰囲気を持っていて、ふと気が付いたらもう作品の中に入り込んでくれていたという印象です。先日、たまたま待ち時間があったので、彼女に聞いてみたんです。「全員が決まった振りを踊る中で、“何かが違う”と感じさせる人がいるのはなぜなのか?」と。そうしたら彼女、どんなダンスでも、“情熱”がプラスされていないと、いい踊りにならないというのです。
それを聞いて、彼女はそれを演技にも持ち込もうとしているのだと思いましたね。決められたせりふを決められたように言うのではなくて、そこに熱量を足すことが演技だと思っているんじゃないかな。お芝居は正確にやる部分も大切ですが、僕自身、役を通して演じる者の情熱が透けて見えると考えているので、こんなにも年齢が離れているのに同じことを思っていたのかと驚きましたね。あとは関西人という共通点があったので、「関西弁でしゃべろうや!」って、“素”で会話ができてとても楽しかったです(笑)。
――同じく初回2時間スペシャルで勝又刑事役を演じた鈴木仁さんの印象を教えてください。
いやぁ、本当にいい男だよね! イケメンなのはもちろんだけど、心根みたいなものがすごくさわやかで、内面も含めて人間としてイケメンなんだなと思いました。ご本人がそういうキャラクターだからだと思うのですが、清潔感があって真っすぐな感じのお芝居がすごくいい! ドラマの中では勝又という新人刑事の成長物語も縦軸に描かれているのですが、走るシーンも含めてとてもフィジカルかつパワフルに面白く演じてくれました。
その一方で、彼はこのシリーズに登場した刑事役の俳優の中で一番若いのにもかかわらず、まったく物おじせず、ずっとこの業界にいたのかなと思わせるような“ベテラン感”すら漂わせていたのが印象的でした!
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