――染谷さんは「大坂夏の陣」の座組みの中で、「これだけは負けない!」と思えることはありますか?
染谷 ないです、ないです!(即答) ないから頑張るんです! 僕は不器用なので。でも、“頑張ってるオーラ”を出すのもアレじゃないですか(笑)。自分で言うのもナンですけど、僕は努力を見せたくないタイプ。稽古初日に台本を持たないとか、そういうことをしれっとやりたいんです(笑)。
――では、努力No.1といったところでしょうか?
染谷 でも、みんな努力家ですからね。あるとしたら、度胸かなぁ…。慎重派で結構怖がりなので、度胸もそんなにないかもしれませんが…度胸ってことにしておいてください(笑)。
――舞台の初日は緊張するほうですか?
染谷 ポジションにもよりますね。緊張よりは、ワクワクする気持ちの方が大きいかな。それまでにたくさん稽古をして自信をつけて、あとは力を発揮するだけというか。自分を信じている部分はあるので、あんまり緊張しません。
――染谷さんが、今回の「大坂夏の陣」公演を通じてチャレンジしたいことは何ですか?
染谷 そうですね…みんな「ステアラはすごい!」となっていますが、僕はステアラに勝ちたいです! あの機構に負けたくない。確かにステアラはすごいですし、機構に目が行ってしまいがちですが、それを人間力で上回りたいんです。
――勝つための作戦はありますか?
染谷 作戦は…努力ですかね(笑)。そして今回、“試練”になりそうなのは…うーん、何だろう。3ヵ月のロングラン公演ですが、体力面は大丈夫です。お客さんには何も気にせず見てほしいので、そこは心配いりません。
――最後に、「刀ステ」大坂夏の陣公演の見どころや、注目してほしいところを教えてください!
染谷 「大坂冬の陣」公演を見てくださった方は、「夏の陣」も120%楽しんでいただけると思います。爽快な気分になれる作品ですが、どこか考えさせられるところもあって…何も考えずに楽しんでいただけたらうれしいです。鶴丸国永の見どころは…どこだろうなぁ。みんなでいるときかな(笑)。みんなでいるときこそ、鶴丸に注目していただきたい! 1人で出ているときは、当たり前に注目されるじゃないですか(笑)。「夏の陣」は「冬の陣」よりキャストも多く、みんなが一堂に会するシーンもあるので、そういうときこそ鶴丸国永に注目していただきたいですね(笑)。
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