山崎育三郎、瀧本美織、市原隼人が挑む“ドロキュン”劇場開幕「人の欲に溺れた滑稽な姿を楽しんでください」

2021/04/02 07:00 配信

ドラマ インタビュー

2人が魂をぶつけ合っているように見えました(瀧本)

2週連続ドラマ「殴り愛、炎」(テレビ朝日系)撮影=富田一也


――瀧本さんはそんな2人に奪い合われる役どころですね。

瀧本:2人が殴り合う場面を間近で見ているとき、秀実はどんな顔をするのか、ギリギリまで悩みました。実際、現場で殴り合う姿を見て、2人が自分の方を見ていないんじゃないかって感じるくらい、殴り合っている2人が魂をぶつけ合っているように見えました。それが愛し合っているようにも見えて、ちょっと嫉妬しちゃいました(笑)。

――その殴り合いのシーンですが、演じられたお二方はいかがでしたか?

山崎:すごく面白かったですよ。舞台でも殴り合うシーンはやってきましたけど、2人で叫びながら、泥だらけになりながら殴り合う、そこまではやったことがないので、すごく刺激的でした。

市原:2人が感情を爆発させ拳に乗せた気持ちをぶつけ合う場面は泥くさく、まさに泥仕合。見るべきです。山崎育三郎がこんなに殴り合って吹っ飛ぶのか! って。

山崎:マグロの一本釣りみたいになってます。

全員:(笑)。

市原:鈴木おさむさんの脚本だからこそ、タガが外れたような面白いシーンがたくさんあります。まさに「殴り愛」というタイトル通りの人を憎んでいるんじゃない、ただ好きになってしまって”愛”という感情を殴り合うところとか。

山崎:光男も秀実と信彦を憎んでいるわけではない気がします。愛しているという気持ちがそうさせていて、憎しみというよりは愛情からの行動というところではあると思うんですけどね。自分との戦いですかね。

市原:もっと殴り合いたかったですね。

山崎:そうですね(笑)。いっちー(市原)は今まで、数々のアクションシーンを経験してきたと思うから、引っ張ってもらいましたよ。美織ちゃんは殴り合いの後の場面ではずっと笑ってたね。

市原:本当に笑い上戸。

瀧本:育三郎さんが笑い掛けてきたシーンでドカーンときちゃいました。

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