大豆田とわ子(松)は、これまでに3回結婚して3回離婚した、いわゆる“バツ3”。建設会社「しろくまハウジング」の社長に就任し、最初の夫・田中八作(松田)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(豊嶋花)と暮らしている。
ある日、社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子は、パスワードが設定されていることに気付く。どうやら、別れた夫のうちの誰かが設定したらしい。唄はすぐに確認するよう促すが、面倒なことを避けたいとわ子は気が重い。
元夫のうち、今でも定期的に顔を合わせるのは3番目の夫・中村慎森(岡田)。とわ子の会社の顧問弁護士で、甘いマスクに似合わない、理屈っぽいひねくれ者だ。2番目の夫はファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(角田)。業界では有名で腕もいいが、とにかく器が小さい。そして最初の夫である八作は、会社を辞めてレストランのオーナー兼ギャルソンになっていた。
意を決し、1人ずつ元夫のもとを訪ねていくとわ子。一方、元夫たちは離婚してもなお、とわ子に対して何らかの思いを抱えている様子を見せる。
とわ子のパスワード確認がきっかけとなり、互いに接点を持つことになる元夫たち。さらに、ひょんなことから集まった3人がとわ子をめぐって話し合いを始めることになる。
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