ゴジラの完全新作テレビアニメシリーズとなる「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」が、4月1日からTOKYO MXほかでテレビ放送が開始され、Netflixでは各週1話ずつ先行配信されている。今作のオープニングテーマ曲は、楽器を持たないパンクバンド・BiSHの「in case...」が起用された。
BiSHインタビュー後編では、今作のために書き下ろした新曲「in case...」について、さらに先日最終回を迎えたドラマ「ボクとツチノ娘の1ケ月」(読売テレビ)で主演を務めた“女優”ハシヤスメ・アツコについて、メンバーたちに話を聞いた。
――「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」のオープニングテーマ曲「in case...」はどんな曲ですか?
アイナ・ジ・エンド:今コロナ禍で何ごとにも躊躇しやすい時代だなというのがありまして、その中でも「立ち向かう用意」という言葉が入っていたり、前向きになれる歌詞になっているので、ゴジラの曲ではあるんですけど、今を生きる人たちに響く曲でもありたいなと思っています。
リンリン:サビに「難しければ難しいほどいいね」と入っているんですけど、私はその歌詞が響いたというか、自分は物事に対して簡単な方に、甘えがちになってしまうんですけど、そうではなく、難しい方を頑張ってやっていくと決断しようと心掛けているので、自分自身にも響く曲になりました。
モモコグミカンパニー:世の中は複雑なことが多いし、生きていたら面倒くさいこともたくさんあるけど、それも楽しんでいこうみたいな前向きな曲になったと思っていて、今の時代で前向きになれるいい曲だなと思います。それと、ラップ調の部分もあってライブでやるのが楽しみです。
アユニ・D:主題歌って私たちにとっても、アニメにとっても、すごく大切な部分だと思うんです。ゴジラを知らない人でもゴジラのテーマ曲は知っているじゃないですか。あれを超えるくらい(「in case...」が)広まったらいいなと思っています。それくらい格好良い曲なので。
ハシヤスメ:レコーディングは全員めちゃくちゃ気合が入っていました。私自身も幼少期からゴジラには触れていましたし、(テーマ曲は)大人になってもずっと耳に残るメロディーだったり、モスラの曲もそうですが、ずっと忘れられない曲だし。
私たちがこの「in case...」という曲を出した後、何十年先もこの曲を忘れられないと思ってくれる人もいるんだろうなって思ったら、作品を作っている段階ですごくわくわくしました。そうなったらいいなと思いながらレコーディングをしていた記憶があります。
セントチヒロ・チッチ:この作品は個性的、印象的なキャラクターが多いイメージがあって、BiSHは6人の色が全然違うし、声も違って。だから、この一曲の中でBiSHのオリジナリティーなども表現しながら、先が見えない未来みたいなものを覆していければいいなと思っています。BiSHはずっとそうやって何かに打ち勝ってきたので、この先もこの作品と一緒に戦いたいなという気持ちがあります。
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