山崎育三郎主演ドラマスペシャル「殴り愛、炎」(夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)が4月2日(金)、9日(金)の2週にわたり放送される。
同ドラマは、婚約者を愛し抜く主人公・明田光男(山崎)を中心に、いびつな愛の炎に包まれた男女5人の激愛模様を描く、“底なしクレイジー恋愛ドラマ”となっている。
秀実(瀧本美織)と結婚することを決意した幼なじみの光男の気持ちを自分に向けようと、あの手この手で暗躍しまくる徳重家子を演じる酒井若菜のインタビュー後編。ドラマの見どころや市原隼人や永井大の印象、そして酒井自身が新しく始めてみたいことなどを聞いた。
――市原さんの印象は?
イッチーは彼が19歳で、私が24、5歳の時に映画で共演しました。その作品以来の共演だったので、すっかり大人になった印象。久しぶりの共演がすごくうれしかったです。思い出話もしましたし、時を経てまた一緒にできてうれしいねという話もしました。
――映画以来の共演とのことですが、市原さんに成長したなと思う部分はありましたか?
成長だなんて私が言える立場ではありません。強いて言うなら、変わっていないことに感激しました。昔から変わらない俳優魂を、十数年もの期間、ずっと持ち続けていたんだなということが伝わってきて、やっぱりものすごく格好いい人だなと思いました。
――ビジュアルの印象が強い永井さんについて教えてください。
永井くんは撮影で会った時に初めてビジュアルを見て、この人何してるんだろ?と思いました(笑)。最高です。三角関係(山崎、瀧本、市原)に絡んでいくことになる永井くんと私は、そこにいるだけでも十分に存在感を放っている山崎さんたちに対して、作品性をより分かりやすくするために、表面的なビジュアルを含めさまざまな“癖”をプラスしていかなければならないと考えていたと思うんです。なので現場で、永井くんの浮世離れしたアクの強さを見て、「私だけじゃないんだ」とうれしくなりました。
永井くんとも15年ぶりくらいの再会です。当時はテレ朝でコンビを組んでコメディーをやっていた仲間だったんです。会っていない間に、私は最近はお母さん役だったり誰かを見守るような役が多くなって。リアルさやナチュラルさを求められるキャラクターを演じることがほとんどなんですけど、元々はコメディーを担当することが多かったんですよね。
なので、私がコメディーをよくやっていた時代を知ってくれている永井くんやイッチーが、「殴り愛、炎」のメインキャストにいてくれたことはとても大きくて、コメディーの勘を取り戻しやすかったです。2人がいてくれてよかったです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)