2021/04/04 07:00 配信
4月3日、東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンで舞台「フラガール − dance for smile −」が初日を迎え、公演前に舞台あいさつと公開ゲネプロが実施。舞台あいさつには乃木坂46・樋口日奈、矢島舞美、AKB48・山内瑞葵、ラストアイドル・安田愛里、有森也実が登壇した。
フラガールのリーダー・谷川紀美子を演じる樋口は「使ったことのない腰の動きや振りがたくさん詰まっているので、初めから腰を動かすのがすごく大変だと思いました」とフラダンスの難しさを語ると、「フラの先生に『誰一人欠けちゃいけない』というのを最後のレッスンの日に教えてもらって、すごく心に響きました。それから、自分も必死ですけど、みんなとちゃんとアイコンタクトを取って、一つの作品、一つの踊りをみんなでつくり上げるいうのを心掛けてやっています」と今作に向き合う様子をコメントした。
2019年に上演された際も、炭鉱の娘たちにフラダンスを指導する平山まどか役で出演していた矢島は「前回よりもパワーアップできるように頑張らなくちゃと思いながら頑張って、日々の稽古では腰が痛くなって『あーっ!』って言いながらお風呂に漬かっていたんですけど、筋肉もだんだん付いてきて、(フラダンスの)自然と一緒になるという気持ちも含めて、今回は踊ることができているかなって思います」と手応えを明かした。
さらに、紀美子の親友で共にフラガールを目指す木村早苗役を務める山内は「毎回のお稽古で『私は木村早苗を演じなきゃ!』って思いながら必死にやっていたんですけど、キャストの方々や(総合演出・)河毛俊作さん、(構成演出・)岡村俊一さんにたくさんアドバイスをいただきながら毎日お稽古をしていくうちに、私も“木村早苗”として生きて演技をしたいと思ったので、本番の舞台の上に“山内瑞葵”は一切なく、“木村早苗”として生きられるように頑張りたいと思います」と意気込みを見せた。
また、新キャラクターとして出演する安田は「こういう大きな舞台は初めてなので、本当に右も左も分からず、キャストやスタッフの皆さんにご迷惑を掛けながらの稽古の日々だったんですけど、毎日本当にたくさんのことを学んで、すごく充実した、自分の中で刺激的な1カ月を過ごせて本当に幸せでした。今日を迎えられた実感がまだ沸かなくて、ほわほわしちゃってるんですけれども、しっかり和美ちゃんと向き合っていけたらなと思います」とコメント。
そして、紀美子の母・千代を演じる有森は「去年の4月、ここで『あずみ~戦国編~』をやっている最中に、コロナの影響で公演が半分ほど中止になり、大阪公演がなくなってしまうということを経験して、1年間、コロナ禍の中で演劇についてもエンターテインメントについても考えさせられることがありました。今回、お客さまを入れて舞台に立てるということ、これは本当にありがたい、尊いことだと思っております」と、舞台が上演できるありがたみをしみじみと語った。
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