――演じる八重の印象、意気込みはいかがでしょうか?
つらい宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った
女性なのではないかと想像します。諸説ある中、断片的ではありますが八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました。今作での八重がどのように色付けされるのか楽しみにしています。
大河ドラマ、そして三谷幸喜さん脚本の作品への出演は初めてになります。三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それも全て楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います。
――大河ドラマに対する印象は?
今作が初めての出演になります。時代背景から、登場人物達の人生は常に悲哀と隣り合わせだけれど、そのぶん皆、濃く、必死に生きていて、その姿が力強く美しい。
そしてその役に時間をかけて向き合う演者の方も、役と共に心身を削りきっと大変なんだろうなぁと。より一層体調に気をつけていきたいです。そして大河ドラマの現場ならではの新たな経験や発見に出会えることに感謝していきたいです。
――三谷幸喜さんの作品への印象は?
三谷幸喜さんの作品は、エンターテインメントそのものという印象があります。シリアスな中にも笑い
が、笑いの中に哀愁や鼓舞激励が織り込まれ、さまざまな顔を見せてくれる登場人物たちがとてもチャーミングだと思いながら拝見しています。今作も出演者として、一視聴者として毎話楽しみにしたいと思います。
――「鎌倉殿」共演者とのエピソードはいかがでしょうか
主演の小栗旬さん、小池栄子さん、大泉洋さんは以前も共演させていただいたことがあり、八重にとっても大きく関わってくる役どころを演じられるので、またご一緒できることがとても嬉しいです。
豪華なキャスティングで緊張しますが、素晴らしい先輩方のお姿から様々なことを学ばせて頂けたらと思います。
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