松たか子“とわ子”ファッションの秘密をスタイリスト・伊賀大介&杉本学子に直撃!<大豆田とわ子と三人の元夫>

2021/04/27 09:30 配信

ドラマ

服好きなとわ子(松たか子)のファッションポイントは?


柄ものや明るいジャケットスタイルはマネしたい!


――とわ子さんは、住宅建設会社の社長という役柄ですが、職場のシーンのファッションで意識しているポイントはありますか?

杉本:プロデューサーの佐野(亜裕美)さんと、伊賀さんとも話し合ったのは、TPOを外している人には見えないようにしたいということです。華やかな恰好ではあるけれど、どこか落ち着いていたり。だから、職場ではきちんとジャケットやシャツを着ていることが多いですね。
会社の社長で、収入があるからといってただ高い服を着るわけじゃなく、見てて楽しそうだなと思えるファッションにしていますね。
伊賀:ピンクとか柄ばっかり着てる人って、分かりやすい記号的なキャラクターになりがちではありますが、そことは別の見え方になるようにしてもらっていますね。カラフルではあるけれど、だからと言って自己主張が強いキャラクターなわけではなく。また、洋服好きというと、アパレル関係の仕事をしていたりすることが多いけれど、別に全然仕事に関係なくて、ただ好きっていう(笑)。その感じがいいんですよね。

――とわ子さんの服装の傾向を教えていただけますか?

杉本:お部屋の中のウェアでも、いわゆるラフなものではなく、ガウンを羽織っていたりするスタイルはよく登場すると思います。
あとは、とわ子さんは化粧が濃くはないので、ナチュラルだけど、洋服で色を足しているという感覚なんですよね。いろんなドラマを見ていると、ファッションが強いとメイクも濃くなることが多い気がしているんですが、そういうわけではなく。
働く女性って、どちらかというと派手にしないようにしたり、かっこよくしたりすることが多いと思いますが、とわ子さんの場合は、かわいらしいキャラクターが服にも表れるといいなと思っていて、ビビットな色を使うようにしています。

――特によく身に着けている色はありますか?

杉本:黄色と緑を使うことが多いですね。黄色って、やっぱりポジティブになれる色だったりもするので、「ポジティブになりたいのかな?」というとわ子さんの気持ちの表現の一つでもあります。
ただおしゃれにしていくと、黒とかモード系のスタイルに振りやすいんですが、そうじゃなく、仕事も子育ても恋愛も色んなことがあるんだけど、凛として頑張っている女性を表現したくて。そういう点で、ビビットな色の中でも、黄色ってすごくいいなと。その対照的な色として緑はよく使っていますね。