尾野真千子、コロナ禍での主演作完成に万感「自分の背中を押してくれた作品でした」

2021/04/28 04:30 配信

映画 会見

尾野真千子が主演映画「茜色に焼かれる」の完成報告会に登場した撮影:ブルータス海田


そして作品のテーマにちなみ、「どんなときでも絶対に手放さない大切にしていること」について聞かれると、尾野は「難しいねえ…もう分かれへん(笑)。でも、いつもはそんなには思ってないですけど、手放したら嫌なものは家族になりますよね。いつかもしかしたら父母もいなくなってしまうかもしれないけど、死んでも何しても自分の父母なわけで、その家族との今の幸せな気持ち。

そして今後結婚したときとか、自分の家族ができたとき。自分の家族というのは、今までも仕事に対して(向き合う上で)一番大事なものだったから。お芝居にも助けていただいた部分はあったから、これからも手放せないものですかね」と語った。

最後に、尾野は「監督とこの映画を撮る前に『命懸けで頑張ります』って言いました。それは、今の時代、コロナとかでもう私は仕事ができないんじゃないかとか、いろいろ考える中でこの台本が飛び込んできて。『今、やらんと無理やん。ここで止まってたらあかんやん』って、自分の背中を押してくれた作品でした。

それだけ自分にとって大切で、この田中良子や出演者皆さんのお気持ちを皆さんに届けたい、とすごく力強く思った作品です。その中でみんなで力を合わせてもがいて頑張って、じたばたしながら撮りました。自分にとって最高の映画だと思います。ぜひ映画館で見られるようになってほしい!そういう気持ちです。どうぞよろしくお願いいたします」と力強くあいさつし、イベントを終えた。

映画「茜色に焼かれる」は、5月21日(金)より東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開予定。