北川景子と永山瑛太が共演する金曜ドラマ「リコカツ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第3話が4月30日に放送。紘一(永山)の両親の離婚騒動を機に、離婚を決めているはずの咲(北川)と紘一の距離が近づくさまが描かれた。(以下、ネタバレがあります)
本作は、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を、離婚に向けた活動=リコカツというキーワードを通じて描き出す、“離婚するかもエンターテインメント”。
現代的で自由な家庭で育った咲と厳格な自衛官一家で育った紘一は、運命的な出会いをきっかけに交際ゼロ日でスピード結婚するが、生活様式や価値観の違いで早々に離婚を決意。しかし、互いの両親が離婚するかもという状況で自分たちのことは切り出せず…という展開になっている。
第3話では、離婚届を残して出て行った紘一の母・薫(宮崎美子)が箱根の温泉旅館で働いていることが分かり、咲と紘一は周囲から“新婚旅行”と冷やかされながら、会いに行った。そこで生き生きと働く母の姿を見て、とまどう紘一だったが「ずっと妻でもなく母でもない、一人の人間としての居場所が欲しかった」という思いを聞き、見守ることを決める。
しかし、母が戻らないと知った父・正(酒向芳)は激怒。責められていた紘一を咲はフォローするが、自宅に戻って車から降りたところで「紘一さんが責められているのを見ていたら黙っていられなくて」と言いすぎたことを謝罪し、「だって私…まだ…あなたの妻だから」と続けた。それを聞いた紘一は咲を思わず後ろから抱きしめた。
第1話、第2話であった「私たち、離婚するのに」「まだ君の夫だ」というやりとりの対比となる場面。恋愛経験のない紘一なだけに、不慣れでバックハグに力が入りすぎ、咲が息苦しくなってしまうというクスっと笑える一コマを挟んだのは、コメディ要素のある本作ならでは。そこから、紘一が腕をほどこうとするのを咲が止めて、身体を向き直してのハグへという流れは、ラブストーリーとして最高のキュンとする時間だった。
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