高畑充希、撮影を振り返り「記憶がないぐらいの1週間でした」<明日の食卓>

2021/05/06 04:30 配信

映画 会見

映画「明日の食卓」の完成報告会に登場した高畑充希

高畑充希が、5月5日に東京・よみうりホールで行われた映画「明日の食卓」の完成報告会に、菅野美穂尾野真千子柴崎楓雅(子役)、外川燎(子役)、阿久津慶人(子役)、瀬々敬久監督と共に登壇。撮影を振り返った。

同作は椰月美智子の同名小説を実写化したもので、同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子がいる3人の母親たちの物語が描かれている。

高畑が演じる“石橋加奈”は、大阪府在住の30歳のシングルマザー。離婚して、10歳の一人息子・勇(阿久津)と二人暮らしで、日々アルバイトの掛け持ちしている。

「私は子どもがいないので、シングルマザーで息子と二人で暮らすというのがどういう感じなのか?というところから全部が手探りだったので、すごく難しかったです」と、母親役ということに対しての心境を語った。

そして「大阪の町工場で働く女性の役なんですけど、私自身、小さい頃から東大阪で育って、シングルマザーのお母さんたちを間近で見てきたので、土地の懐かしさとか、空気の懐かしさとかが自分が育ってきた所とリンクするところがあって、助けられました」と苦労した中にも安心できる雰囲気があったようだ。

息子・勇役の阿久津は「僕は関西弁がど素人で、すごく心配なので現場でも練習をしていたんですけど、高畑さんが『一緒に練習してみる?』って言ってくれて、安心して撮影ができました」と、高畑とのエピソードを明かすと、高畑も「普段、大阪弁を話さない人が劇中で話すのってすごく負担だと思うんです。阿久津くんはすごくシャイだから、どうやって喋りかけようかなって思っていて、大阪弁が(話す)きっかけになるかな?って、ドキドキしながら話し掛けた記憶があります(笑)」とその時のことを振り返った。

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