ボイメン水野勝、高畑淳子に感謝「カメラの回っているところ、回ってないところ、全部が財産になる時間でした」

2021/05/11 05:00 配信

映画 会見

BOYS AND MENの水野勝が都内で行われた映画「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」の完成披露報告会に登壇した

BOYS AND MENの水野勝が、5月10日に都内で行われた映画「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」の完成披露報告会〈熟春!家族、リスタート宣言!〉に登壇した。

同作は、葬儀社の青年が案内した終活フェアをきっかけに、離婚秒読みの金婚熟年夫婦が家族や友人たちを巻き込みながら“人生整理”に動き出す、笑って、泣けて、役に立つヒューマンコメディー。

主演を務める水野が扮(ふん)するのは、葬儀社の青年・菅野涼太。大学生の時に母親を亡くし、その際に父が取った対応が元で父親とは絶縁状態になっている。

熟年夫婦の大原真一役・橋爪功、千賀子役・高畑淳子と共演した印象について、水野は「小さい頃から(テレビで)見てきたお二人だったので、すごく恐縮しましたし、自分がどんなお芝居で返すことができるのかという緊張もありました。でも、いざ現場に入ると、お二人の素晴らしい演技に自分の演技を引き出してもらったような気がします」と語る。

さらに、「高畑さんとはカメラが回ってないところで、僕の人生のお話をする機会があったんですけど、僕のような無名の新人の生い立ちや、どういう気持ちでこの作品に臨んでいるかという熱い話に涙を流してくださいました。真摯(しんし)に、そして対等に扱っていただいて、カメラの回っているところ、回ってないところ、全部が財産になる時間でした」と感謝の気持ちを伝えた。

高畑も「水野さんのことは半生を語れるぐらい分かっております。待ち時間のほとんどを水野さんの半生を聞いてましたので、何でも私に聞いてください(笑)」と、しっかりと距離感を縮めることができたと話した。

真一に詰め寄られるシーンが、水野と橋爪の最初の撮影シーンだったという。「初日からこんな山場が!?って震えが来ましたけど、撮り終わった後に橋爪さんから『良かったじゃないか。よく頑張ったよ』と言っていただいて、その言葉で最後まで乗り切れました」と、振り返った。