虹のコンキスタドール・清水理子、映画EDテーマ「あなたへ」でソロCDデビュー！『ジャケット写真がすごいんです。私なんですけど私じゃないみたい』

ソロと虹コンのときでは気持ちも違うので、全然違う自分としてやってます！

――以前の生誕祭で「ワールドイズマイン」(初音ミク)は清水さんの曲って、お友達から言われていたと明かされてましたよね？

懐かしい！「ワールドイズマイン」は、私の高校生のときの代名詞と、友達に言われていた曲だったんですけど。最近は、4年たって自分で言うのもあれですけど、柔らかくなったというか、丸くなったというか、人に優しくできるようになって。人それぞれ思うところがあって、前はストイックの押し付けみたいなことを結構やってたので。

「何でこんなこともやらないの？」とか「もっと真剣にやってよ！」「もっとできるでしょ！」みたいな暑苦しい感じだったんですけど、最近は人それぞれ思うところがあって、頑張っているところがあるから、それは認めないといけないし、自分が頑張っていることを人が頑張りたいかは分からないから、押し付けちゃいけないなって。

ちょっと自分の中で大人になりました。そういう優しい曲を歌えるようになったのも、そのおかげかもしれないです。「ワールドイズマイン」のままじゃ、「あなたへ」は歌えないから(笑)。

――お一人での活動は楽しみですか？ 不安ですか？

両方ありますね。ソロで歌うのって、楽しくなかったら「シンガーになりたい！」とも言わないですし、すっごいうれしいし。個人で取材とかも受けさせていただいたり、ラジオに出させていただいたり、めちゃくちゃ楽しくて、充実しているので次につなげていければいいなと思いながら、いつもやってます。

でも、やっぱりソロでステージに立ったとき、ちょっとみんなの面影が、みんながいてほしいみたいなふうに思うこともたまに(笑)。とにかく、楽屋が広く感じますね。ステージは立ってしまえばスイッチが入るので。いつも、立つ前はめちゃくちゃ緊張するんですけど、立ってしまえば、気付いたら終わってるみたいな感じで。

やっぱり楽屋がすごく広くて、最近は1人用の楽屋に入らせてもらうことが多いんですけど、いつも12人とかいて、最近はこういう状況なので半分に分かれてたりもするんですけど、それでも6人くらいいるので。ちょっと寂しいなって思いながらも、鏡は争奪戦にならないなって。

ソロでやっているときと虹コンでやっているときは、自分の向いてる方向性というか、気持ちも違うので、全然違う自分としてやってます。

最近“あかりこ”って、やたらカップリングにされるんですよ

――最近の虹コンメンバーとの面白エピソードはありますか？

あかりん先輩(中村朱里)、あやめちゃん(岡田彩夢)と3人で「モンハン(モンスターハンターライズ)」やってます。あかりん先輩がめちゃくちゃゲーマーで、すっごいうまいんですよ。あかりん先輩って、私に対して「しみちゃん、ほんと嫌い」とか「もうやだ、しみちゃん」「あっち行って」みたいな、ツンツンしてるんですけど。

「モンハン買うんで、一緒にやりましょ」って言っても、「えーっ!? ヘタだから、やりたくない」みたいに言っていたんですよ。でも結局、一緒にやることになって。

私は本当にヘタなので、何回も死んでクエスト失敗ってなっちゃって、あかりん先輩にすごく怒られるって思ってたら「装備集めに行くよ」って、死なない装備を一緒に集めにいってくれたんです。あかりん先輩、ツンデレなんだなって思いました(笑)。

最近“あかりこ”って、やたらカップリングにされるんですよ。私がいつもあかりん先輩に冷たくされて、たまにデレるっていうのを、ファンの人たちが発見してはツイートするっていう感じで。あやめちゃんも好きなんですよ、“あかりこ”が。

あやめちゃんを筆頭としたファンの方の軍団みたいな感じになっていて、すごく不思議です。全然、何も意識してないんですけど。私がいつも、あかりん先輩に冷たくされてるだけなんですけどね。もっと優しくしてほしいんですけど。

――入ったころから、そういう扱いだったんですか？

いや、初めはちょっと気を使われていた気がします。「キミは無邪気な夏の女王～This Summer Girl Is an Innocent Mistress～」MVのときの写真を見たら、あかりん先輩が私に対してめっちゃ優しそうなんですよ。

写真とか、笑顔でピースっていう感じで撮ってくれてるんですけど、「ずっとサマーで恋してる」くらいから私と写真を撮るとき、狙ったように真顔になるんですよ。でも、だからこそたまに来るデレが良いんでしょうね。

なんやかんや言って、あかりん先輩は私のこと好きなんだろうなって思うので。まあ、あやめちゃんがいつも喜んでますね。ニコニコしながら私たちのことを見て。