紺野彩夏、和太鼓挑戦で「いい音を出せました」<映画「藍に響け」インタビュー>

映画「藍に響け」©︎すたひろ/双葉社 ©︎2021「藍に響け」製作委員会

ーーそんな環を変えていくのが、声帯損傷により言葉を話せないマリア(久保田)を含めた和太鼓部の仲間。
「みんな年齢も近かったので、現場では和気あいあいと楽しみながら撮影を進めることができました。私は高校生のときに部活に所属していなかったのですが、部活の友達ってこんな感じだったんだろうなって。全員で太鼓をたたくシーンのラストの日は、終わった瞬間に解放感と少しの寂しさを感じました。文化祭が終わるときみたいな感覚で青春そのもの。ここで出会ったメンバーは忘れられない仲間になりました」

ーー特にマリアを演じた久保田との感情をぶつけるシーンは圧巻。
「環としてはマリアのことを助けたい気持ちが強いので、ただのケンカともまた違うんですよ。あまり攻撃的になり過ぎないように、でも気持ちをぶつけ合う感じはしっかり表現したいと思いました。マリアは言葉を発することができないので、口を見て間をとりながらの演技でしたが、紗友ちゃんは目でお芝居をするため言いたいことはちゃんと伝わってくるんですよ。さすがでした」

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