鈴木香里武(かりぶ)、名付け親は明石家さんま!名前に誕生日・趣味・仕事…魚づくしの深海生物スペシャリストを直撃

2021/05/30 07:00 配信

バラエティー

鈴木香里武 撮影/阿部岳人

――お魚関係以外の活動のお話も聞かせてください。

音楽は昔から大好きな趣味で、聴くことも演奏することも好きですが、お仕事として取り組んだのは、NHK「みんなのうた」で「とりあえず、タマで。」という楽曲の作詞をしたくらいですね。テーマは魚ではなく、その天敵である猫ですけど(笑)。

好きでやってる活動としては、「水産系ド演歌ユニット魚花(ホッケ)」という不思議な名前のユニットを組んでいまして。ここではあまり商売にはならないであろう愉快な歌をひたすら作っています。聴くとちょっと魚に詳しくなるかもしれない深海魚の歌とか、タニシが増えていく歌とか、そういうものを作っていますね。

一部のマニアックなファンはいてくれてるかな。一応僕が一部作詞と魚介監修という立場で関わっていて、ちゃんとしたメインボーカルがいるんです。長唄の専門家の人が。長唄も歌うし、演歌も歌うし、ポップスも、ありとあらゆるジャンルをいろいろ作っては歌っている幅の広いユニットです。ド演歌ユニットって言ってますけど、ほぼ演歌は無いです(笑)。

――今後はどんな分野、活動に注力なさるのでしょうか?

少しでも多くの方に、幼魚に触れてほしいと思っています。幼魚について語る人は少なくて、大きい魚を語る人はたくさんいるんですけど、幼魚について語るんだったらやっぱり自分ということで、しっかりと、いろんな幼魚のエピソードを伝えていけるように、観察眼をより鍛えていきたいと思います。

あと、漁港で出会う魚たちを美しく写真と映像に撮ることにこれまで以上に力を入れていきたいですね。本もそうだし、テレビでもだいたい僕の持っている映像を使っていただくんですね。他にはほとんどない幼魚の映像ですが、使ってもらうときに「うわー、カワイイ!」「きれい!」と思ってもらわないと魅力は伝わりませんから、そうした資料をしっかりと集めていきたいです。

一番の夢としては自分の水族館を作るということ。その夢に向けていろいろ精進していきたいと思っています。

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