広瀬すずと櫻井翔がW主演を務めるドラマ「ネメシス」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第8話が5月30日に放送。前回、アンナ(広瀬)にまつわる秘密と、その事件に絡む黒幕が明らかになったが、今回は真の黒幕が登場。考察から「やっぱり」という声も一部でありつつ、一気に加速したサスペンスフルな展開に盛り上がり、Twitterの国内トレンド1位を獲得した。(以下、ネタバレがあります)
本作は、天才過ぎる助手・美神アンナ(広瀬)と、ポンコツ探偵・風真尚希(櫻井)の凸凹バディが難事件を次々と解決していくミステリードラマ…だったが、前回の第7話で1話完結の探偵ものから社会派へとガラリと変わった。ラストでアンナが世界初のゲノム編集ベビーだったことが明かされ、タブーとされる問題に切り込んだのだ。
第8話は、風真と探偵事務所ネメシスのCEOの栗田(江口洋介)がアンナに20年前の事件と19年前の事故について詳細を語った。
20年前、アンナの父・始(仲村トオル)の研究室でゲノム編集した受精卵が誕生するが、「人が子孫を勝手にデザインして生み出すなんて、そんなことは許されない」と受精卵を冷凍保存。しかし、3ヶ月後に受精卵が盗まれる事件が発生する。
始に相談された探偵の栗田が内部の犯行と推測するも、始は自分で責任を負い、研究室は閉鎖に。その1年後、始は盗まれた受精卵の代理母となった美馬芽衣子(山崎紘菜)から助けを求められ、病院に運ぶ途中で何者かに追われて事故を起こしてしまう。子ども=アンナは生まれるが、芽衣子と車に同乗していた研究員・水帆(真木よう子)が亡くなった。水帆は受精卵の卵子を提供していた。
芽衣子が残した「カンケン」という言葉は、菅研究所の略であることが分かっていたが、19年ぶりに母の葬儀のために帰国した始がカンケンによって拉致されたというのが物語の始まりだった。
第1話から第7話までの一つ一つの事件は、栗田と風真がカンケンの手掛かりをつかむためのもので、第8話は点と点が一本の線につながっていくさまにゾクゾクした。
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