櫻井翔“風真”が20年という日々をかけて結実したことへの涙、そして覚悟が心に響いた第9話<ネメシス>

2021/06/07 11:21 配信

ドラマ レビュー

櫻井翔“風真”が浮かべた涙に視聴者もらい泣き(C)NTV

もうポンコツ探偵じゃない!


そんな涙のシーンから、ラストは一変する。

風真らはアンナを拉致する際に使われた車を発見するが、それを察知した朋美は電話をかけ、「63分後、監禁した2人(アンナと始)の部屋の酸素を抜きます」と告げた。

タイムリミットが迫るなかで、車内で何かを見つけた風真は、「アンナ、俺大丈夫かな」とつぶやく。すると、監禁されているアンナが「大丈夫」と、まるでテレパシーでつながっているかのように反応した。

息を吸ったあと、風真は「この世に晴れない霧がないように、解けない謎もいつかは解ける。解いてみせましょう、この謎を。さぁ、真相解明の時間です」と宣言し、指をならした。

”ポンコツ探偵“の時は、アンナの指示ありきでこの言葉を発していた風真。今回はアンナを感じつつも1人で覚悟を決め、その表情は凛々しかった。演じる櫻井の熱情がそこにこもり、観る者を引き付けた。

風真の涙と覚悟はどういう結末を迎えるのか。次回、6月13日(日)の放送が最終回になる。

(文=ザテレビジョンドラマ部)

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