そして「借金があるから、メンバーのパンツとか盗んだりしながら(笑)。パンツを買うお金がないっていうか」とおちゃめなエピソードも披露。
「東京に来て三宅(健)くんのパンツを見た瞬間に『こんなパンツあるんだ』って思ったんです(笑)。すごく格好良く見えて、はいてみたかった」と、メンバーの三宅健が使っていたおしゃれなパンツを拝借。「(三宅くんは、パンツを)買ってくれました。『俺のはくなら、これはいて』って(笑)」と、メンバーとの思い出も笑いながら振り返った。
デビューのきっかけになった「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」のオーディション企画には、その三宅と、もう一人“カミセン”ことComing Centuryとして活動することになる森田剛も審査員として参加していた。
オーディション当時について、林先生は岡田本人も知らなかった秘話を入手していた。
林先生が「『元気が出るテレビ』のスタッフから聞いた話なんですけど、岡田くんは当初、(オーディションの候補に)入っていなかったと。ところがジャニー(喜多川)さんがわざわざ制作会社にやってきて、『この子』っていうふうに(岡田くんを)選ばれたそうです」と明かすと、岡田は「僕が? へぇ~」と驚いた様子。
「僕、オーディションで歌えなかったんですよ。緊張しすぎて。落ちたなって思っていたら『合格』って。歌えなかったっていうのが印象的だったみたいで。森田くんや三宅くんに聞くと『この子だな』と思ったとは言ってくれたんですけど」と、当時を回想した。
スタジオで見守っていた事務所の後輩・中島健人(Sexy Zone)は、このエピソードに感じるものがあったよう。「ジャニーさんって、完成された人を選ばないんです。未完成を選ぶんですよ。それこそ岡田くんが『歌えなかった』っていうのも、ジャニーさんは『この子は来る』っていう先読みをしたっていうか。審美眼がものすごい方ですね」としみじみ。
岡田は「僕ら世代って、全員いないとグループではないよなっていう感覚がちょっとある世代だと思いますね。一人でも欠けたらV6はV6じゃないっていう感覚がすごく強くて。会話の中にも出てきていたし。『一人でも辞めるんだったらV6はなくなるよね』『(誰か一人でも)辞めるんだったら続くことはないよね』って(話していた)」と打ち明けた。
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