「『あの人ガチだな』って言われたかった」岡田准一がアクションを究める理由<初耳学>

2021/06/14 06:15 配信

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岡田准一がアクションに打ち込む理由を林修が引き出した(C)MBS

V6のメンバーで俳優の岡田准一が6月13日放送の「日曜日の初耳学」(毎週日曜夜10:00-10:54、MBS/TBS系)に出演。林修を聞き手に、インストラクター資格をいくつも取得するなど並々ならぬ熱意で挑むアクションの世界への思いを告白した。

「本物の武術をアクションの世界に取り戻したい」


1995年に芸能界入りし、V6の最年少メンバーとしてCDデビューを果たした岡田。アイドルとしての活動の傍ら演技力にも定評があり、2015年には日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」「最優秀助演男優賞」の2冠に輝いた。

6月18日(金)公開の映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」でもアクションを自ら演じるなど、本格アクションのできる稀有な俳優としても存在感を発揮する。

アクションへの挑戦は、初めから意識してのものだった。「エンタメで真ん中のものを恥ずかしがらずにできる人になろうと思って。当時、アクションが映画であまりなかったので、アクションできる人になろうと思って勉強を始めたんです」という。

黒澤明の時代劇映画が世界で高く評価され、勝新太郎や三船敏郎といった殺陣で見せる映画スターが活躍した1950~1960年代を経て、時代劇は映画からテレビドラマに移行。それに伴い、殺陣などのアクションシーンの在り方にも変化があった、と岡田。

「テレビは時間がないので、周りが斬られていきながら本人は動かず、見栄と切りと、(主役が)進んだら周りが切られるっていう“場を制するアクション”が生まれたんですね。それはそれで形としてすごくいいアクションだったんですけど、僕は本物の格闘技と武術をアクションに取り戻したい、と」。確固たるビジョンの下、ジークンドーやカリなど世界の武術や格闘技を学び、さまざまなインストラクター資格を取得した。

「本物の技術をアクションに持ってこられないと、世界に売れるものを作るのは難しい。本物になりたかった。『あの人ガチだな』と言われたかったんですよ」。笑顔ながらも、言葉にはアクションへの強い思いがにじむ。